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2008年1月 5日 (土)

ケニアの最新情報(080105)


藤目です。
現時点で把握できているケニアの最新情報をお伝えします。

1.治安状態

襲撃を恐れて国内外で避難民となっている人の数は相変わらずで、政府発表で75,000人、赤十字は100,000人以上と伝えています。

一方で、ナイロビでは治安部隊の威力もあり、野党支持者による集会が2日連続で阻止されています。集会に参加しようとする人の数も減ってきているようで、少しずつ安定に向かっているようです。ただ、JICAケニア事務所によると、
ナイロビの治安は現在のところ、日によって状況が変わるとのことで、まだまだ予断を許さない状況は続いているようです。

2.調停への動き

問題解決へ向け、調停の動きも続いています。今のところ、キバキとオディンガを同じテーブルにつけることには成功していませんが、その努力が続いています。
・  南アフリカのノーベル平和賞受賞者ツツ大司教は、オディンガ、キバキそれぞれと面会。
・  アメリカは外交官をナイロビへ派遣(4日到着)。キバキと面会予定。キバキとオディンガを同じテーブルにつけることが目的。

BBCの報道によると、キバキもオディンガも柔軟に対応する姿勢を示し始めているようで、どちらもやり直し選挙に肯定的な発言をしています。ただし、裁判所を信じない(裁判官はみなキバキに任命されているとの理由)とするODMと、裁判所の
指示に従う(憲法に従う)とするキバキ側で、攻防は続いているようです。

以上

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