ケニアの最新情報(080222)
2月2日から2月21日までのCanDoの活動、そして藤目春子理事による情報収集と分析をもとに政治と社会の動きについてお伝えします。
1.CanDoスタッフの動き
○2月14日、渡航延期となっていたインターン、西森光子さんがナイロビに到着。(JICAのNGO研修で、1月に渡航予定だったスタッフ 道山恵美さんは東京事務所勤務。ケニアには2008年4月以降に条件が整ったら出発予定)。
○2月21日、プロジェクトマネジャー代理として三木夏樹さんが、ケニアに出発。
ナイロビからムインギ県に出張
○2月4~10日、永岡宏昌代表理事、調整員 高木加代子さん。
○2月13~16日、永岡さん、高木さん。
○2月17~20日、永岡さん、インターン 三上貴代さん。
2.CanDoの活動
○2月5日、ムインギ県ヌー郡ヌー区で、村長老対象のエイズ・トレーニングを開始(2月22日までにヌー郡・ムイ郡の9か所にて開催)。
○2月7日、ムインギ県グニ郡ムルカ小学校で、教室建設に関する保護者総会に参加。
○2月8日、ヌー郡の幼稚園への成長記録カードの供与。
○2月9日、安全面の配慮から移転を決定した新事務所に引越し。
○2月15日、グニ郡グニ区で、住民グループへの樹木苗の育苗ならびに乾燥野菜の作製・調理の技術指導。
3.政治と社会の動き
-国際およびケニアのメディアのニュースから-
(最初の日付は記事の掲載日)
<2月6日>
7日からナイロビで開催予定のIGAD*(政府間開発機構)の外相会議でキバキ大統領(国家統一党)が議長を務めることに、オレンジ民主運動(ODM)は反対を表明。
*IGADは、ジブチ、エリトリア、エチオピア、ケニア、ソマリア、スーダン、ウガンダの東アフリカ7か国加盟の地域機構。首脳による総会、外相の閣僚会議、事務局などをもつ。
<2月8日>
ODMが、キバキ氏は辞職すべきという主張を取り下げると発表。
<2月12日>
キバキ氏とオディンガODM党首の和平会談を仲介しているコフィ・アナン前国連事務総長は、2007年12月の選挙の票の数え直しは行なわないことで合意、連立内閣と1年後の選挙の可能性について発言。
<2月13日>
アナン氏の発言に対して、政府側は異議。
<2月14日>
1年以内の憲法改正に、両党が合意。
<2月15日>
12月の選挙を再確認するための独立した委員会の設置を両党が合意、とアナン氏が発表。
<2月18日>
米国のライス国務長官が、アナン氏の調停を後押しするためにナイロビ入り。
以上です。
理事 佐久間典子
CanDoは、開発協力活動を通して、地域に住む人たちと共により豊かな社会を実現していくことをめざして、現在もケニアのムインギ県及びナイロビ市での活動を継続しています。これからもどうぞCanDoの活動へご協力、ご支援賜りますよう、よろしくお願いします。
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コメント
はじめまして。
アフリカにもNGOにも無縁のドメスティックな者ですが、いろいろな方が活動されているみたいですね。
インターンの方はアフリカに初体験という方もいらっしゃるのでしょうが、その決断は普通はなかなかできないでしょうね。
何もできませんが、スタッフの皆様のご活躍を祈念します。
投稿: タイゾー | 2008年3月 5日 (水) 01時49分