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2008年2月27日 (水)

ケニアの最新情報(080227)

政治と社会の動き
-国際およびケニアのメディアのニュースから-
(最初の日付は記事の掲載日)

<2月22日> 
首相ポスト創設について、政府とオレンジ民主運動(ODM)が大枠で合意
<2月23日> 
首相の権限について、交渉は難航
<2月25日> 
交渉は暗礁に乗り上げ、キバキ大統領とオディンガ氏(ODM)が直接話し合って決断すべきと、両サイドが発言

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2008年2月25日 (月)

(特活)アフリカ地域開発市民の会 会員総会のお知らせ

会員のみなさまへ

会員のみなさまをはじめ、寄付者ならびに資金協力団体などより様々なご支援をいただき、2007年度もケニア共和国ムインギ県および首都ナイロビにおける協力活動を実施することができました。心よりお礼申し上げます。

さて、下記の通り年次総会を開催いたします。この機会に、日頃の活動の報告を行ない、また、活動計画に関するご意見を賜りたく、ご多用のところ誠に恐縮ですが、ぜひご出席を賜りますよう、お願い申し上げます。

名称: 特定非営利活動法人アフリカ地域開発市民の会 2008年度総会

月日: 2008年3月23日(日)
会場: 文京区立汐見交流館 会議室A(地図

議題:
1. 2007年度活動報告および会計報告
2. 役員改選
3. 2008年度活動計画および予算
4. その他

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2008年2月22日 (金)

ケニアの最新情報(080222)

2月2日から2月21日までのCanDoの活動、そして藤目春子理事による情報収集と分析をもとに政治と社会の動きについてお伝えします。

1.CanDoスタッフの動き
○2月14日、渡航延期となっていたインターン、西森光子さんがナイロビに到着。(JICAのNGO研修で、1月に渡航予定だったスタッフ 道山恵美さんは東京事務所勤務。ケニアには2008年4月以降に条件が整ったら出発予定)。
○2月21日、プロジェクトマネジャー代理として三木夏樹さんが、ケニアに出発。

ナイロビからムインギ県に出張
○2月4~10日、永岡宏昌代表理事、調整員 高木加代子さん。
○2月13~16日、永岡さん、高木さん。
○2月17~20日、永岡さん、インターン 三上貴代さん。

2.CanDoの活動
○2月5日、ムインギ県ヌー郡ヌー区で、村長老対象のエイズ・トレーニングを開始(2月22日までにヌー郡・ムイ郡の9か所にて開催)。
○2月7日、ムインギ県グニ郡ムルカ小学校で、教室建設に関する保護者総会に参加。
○2月8日、ヌー郡の幼稚園への成長記録カードの供与。
○2月9日、安全面の配慮から移転を決定した新事務所に引越し。
○2月15日、グニ郡グニ区で、住民グループへの樹木苗の育苗ならびに乾燥野菜の作製・調理の技術指導。

3.政治と社会の動き
-国際およびケニアのメディアのニュースから-
(最初の日付は記事の掲載日)
<2月6日>
7日からナイロビで開催予定のIGAD*(政府間開発機構)の外相会議でキバキ大統領(国家統一党)が議長を務めることに、オレンジ民主運動(ODM)は反対を表明。
*IGADは、ジブチ、エリトリア、エチオピア、ケニア、ソマリア、スーダン、ウガンダの東アフリカ7か国加盟の地域機構。首脳による総会、外相の閣僚会議、事務局などをもつ。
<2月8日> 
ODMが、キバキ氏は辞職すべきという主張を取り下げると発表。
<2月12日> 
キバキ氏とオディンガODM党首の和平会談を仲介しているコフィ・アナン前国連事務総長は、2007年12月の選挙の票の数え直しは行なわないことで合意、連立内閣と1年後の選挙の可能性について発言。
<2月13日> 
アナン氏の発言に対して、政府側は異議。
<2月14日> 
1年以内の憲法改正に、両党が合意。
<2月15日> 
12月の選挙を再確認するための独立した委員会の設置を両党が合意、とアナン氏が発表。
<2月18日> 
米国のライス国務長官が、アナン氏の調停を後押しするためにナイロビ入り。

以上です。

理事 佐久間典子

CanDoは、開発協力活動を通して、地域に住む人たちと共により豊かな社会を実現していくことをめざして、現在もケニアのムインギ県及びナイロビ市での活動を継続しています。これからもどうぞCanDoの活動へご協力、ご支援賜りますよう、よろしくお願いします。

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2008年2月15日 (金)

エッセイコンテストに協力しています

CanDoは「アフリカ2008キャンペーン主催のエッセイコンテスト」に協力しています。

コンテストの一般部門最優秀賞と英国大使賞受賞者にはアフリカ旅行がプレゼントされます。行き先はケニア(予定)で、CanDo事業地訪問も予定されています。

ということで積極的にエッセイコンテストに応募してCanDo事業を訪問しよう!

でも、最終的に旅行実施時期のケニア情勢によっては、行き先が変わることがあるかもしれないことをご了承の上で応募してくださいね。

以下は詳細になります。
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■アフリカ2008キャンペーン主催  アフリカエッセイ募集!■
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2008年はアフリカをテーマとした第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)と洞爺湖サミットが日本で開催され、日本とアフリカがぐっと近づきます。

みなさんはアフリカにどんなイメージをもっていますか?

紛争、難民、動物、貧困、エイズ…それらはアフリカの一面でありながら、アフリカで生きる人々の姿を反映しているものではありません。アフリカの草の根の人々や市民は、明るく力強く、明日に向かって頑張っています。

日本でアフリカに触れ、「がんばるアフリカの人々」を応援する機会を提供するために、2007年に開始した「アフリカ2008キャンペーン」では、5月に横浜で開かれる「第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)」を前に、アフリカと日本の交流を深めるためのエッセイ(作文)を募集します。

同会議では、アフリカの開発、気候変動などについて話し合われます。この会議を前に、日本の私たちにできることは何か、知らないうちにつながっている日本とアフリカの関係とは何か、そして今話題となっている、気候変動のアフリカへの影響について、考えてみませんか?

入賞した方は、アフリカの駐日大使公邸での食事に招待されるほか、受賞作品が、朝日学生新聞の紙面と朝日新聞ホームページに掲載されます。また、一般部門の最優秀賞者と英国大使賞受賞者には、10日間のアフリカ旅行をプレゼント!

みなさんからのたくさんのご応募をお待ちしています!===========================================================
応募要綱
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■募集部門とテーマ
  小学生部門 「がんばっているアフリカの人たちへのメッセージ」
  中学生部門 「アフリカのために日本からできること」
  一般部門(高校生以上) 「気候変動と日本・アフリカ関係」

■文字数
  小学生部門  600~800文字以内
  中学生部門  800~1200文字以内
  一般部門    800~1200文字以内

■募集期間
  1月10日(木)~3月14日(金)【必着】

■発表
  3月29日(土)
  ※4月上旬に東京近郊で授賞式を開催する予定です。

■賞   
  最優秀賞・優秀賞・横浜市長賞・英国大使賞 各1名
  ※ 横浜市長賞は、横浜市在住・在学の小・中学生の中から選ばれます。
  ※ 英国大使賞は、一般部門のみです。

■応募方法 
  応募用紙をホームページ(http://www.africa2008.jp/essay.html)からダウンロードして必要事項を記入の上、メールまたは郵送にてご応募ください。

■主催 アフリカ2008キャンペーン

■後援
  朝日新聞社、朝日学生新聞社、外務省、アフリカ外交団、(特活)開発教育協会、国連開発計画(UNDP)、(特活)ほっとけない世界のまずしさ、独立行政法人 国際協力機構(JICA)、文部科学省、横浜市、DFID(英国国際開発省)/英国大使館

■協力
(特活)アフリカ地域開発市民の会(CanDo)、アフリカ理解プロジェクト、(特活)えひめグローバルネットワーク、アフリカと神戸俊平と友の会

■問い合わせ先
 アフリカ2008キャンペーン事務局  (担当:長島) 
  〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1-21-1
  早大西早稲田ビル7階プロジェクト室613-6号室
  早稲田大学アジア太平洋センター気付 (特活)TICAD市民社会フォーラム内
  TEL:050-5532-7910    FAX:03-5286-8261
  E-mail:essay@africa2008.jp   
 URL:http://www.africa2008.jp

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■アフリカ2008キャンペーンとは■
2007年3月から開始されたキャンペーン。
「アフリカ人の声を聞け」を合言葉に、アフリカの草の根で貧困や不正、紛争と戦い、未来を切り開くアフリカ民衆・市民の姿を紹介し、支援の輪を広げることを目的に、日本国内でアフリカに関連するさまざまなイベントを提唱・実施。
事務局は、(特活)TICAD市民社会フォーラム内。
活動の詳細は、http://www.africa2008.jpをご覧ください。
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2008年2月14日 (木)

助成を頂きました

CanDoでは、以下の助成金の交付を受けることになりましたので報告します。当会の活動に対しご理解、ご支援を賜り感謝申し上げます。

(採択決定順)
・庭野平和財団より
「グニ郡におけるエイズに対処する地域社会を形成するための男性対象トレーニング」
助成金額:800,000円

・大成建設自然・歴史環境基金より
「ムイ郡での小学校と地域社会を対象とした環境活動」
助成金額:800,000円

・財団法人日本国際協力システム(JICS)より
「ムイ郡における地域住民による砂漠化とエイズ問題に対処する活動形成への協力事業」
助成金額:1,000,000円

CanDoの活動はこれらの助成をはじめ、皆さまからの会費や寄付によって成り立っています。私たちは、アフリカに住む人たち自身が考える豊かさを達成していくことをめざしてアフリカの人たちによる自主的な開発活動への協力を行なっています。

アフリカに住む人たちと共により豊かな社会を実現していくため、これからもどうぞCanDoへのご支援をよろしくお願いします。

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2008年2月13日 (水)

エイズ教育事業の中間報告書を掲載

現在実施中の外務省 日本NGO 連携無償資金協力による事業の中間報告書を掲載しました。→報告書はこちら(PDFファイルが開きます。約120KB)

事業名:ムインギ県ヌー郡・ムイ郡におけるエイズから子どもを守る社会を形成するためのエイズ教育事業(AIDS Education Project For Social Building to protect children from HIV/AIDS in Nuu and Mui Division, Mwingi District)
報告対象事業期間: 2007 年5 月29 日~2007 年10 月31 日
(事業期間は2007年5月29日~2008年5月28日の予定です。)

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2008年2月 2日 (土)

ケニアの最新情報(080202)

1月20日から2月1日までのCanDoの活動、
そして政治と社会の動きについてお知らせします。

1.     CanDoスタッフの動き
○1月29日、翌日に日本を出発する予定だった、インターンと
JICAのNGO研修を予定していたスタッフは、JICAの決定により渡航を延期
○1月30日、永岡さんがムインギ県からナイロビに戻る
○2月1日、調整員 満井さん、高木さん、
前日に迎えに行った永岡さんが、ムインギ県からナイロビに戻る

2. CanDoの活動。
○1月28日~2月1日、グニ郡で幼稚園教師向け
保健トレーニング(5日間)を開催。出席率は高い。

3. 政治と社会の動き
○1月21日、キスムで、合同葬儀
○1月22日、英国はキバキ(国家統一党-PNU)政権を認めない、
とBBCのウェブサイトに記載
○1月22日、コフィ・アナン前国連事務総長がケニアに到着
○1月23日、ナイロビで、追悼集会
○1月23日、アナンとオディンガ(オレンジ民主運動-ODM)が面談。
オディンガは、翌日に予定していた抗議行動の中止を発表
○1月24日、アナンの仲介で、キバキとオディンガが選挙後、初めて会談
○1月25日、オディンガは首相就任を拒否
○1月25日、ナクルで暴動
○1月27日、ナイバシャで暴動

○1月28日、ムガベ・ウェレ議員(ODM)がナイロビで射殺される
○1月29日、ナイロビ各地(キベラ、カヨレ、ウモジャ、ダンドラ、
ムバガティ、カワングワレ)で暴動発生
○1月29日、アナンの仲介で、キバキとオディンガ会談
○1月31日、キムタイ・トゥー議員(ODM)がエルドレットで射殺される
○1月31日、エルドレットなどで暴動
○1月31日、バン・キムン(潘基文)国連事務総長が、
アフリカ連合(AU)総会が開かれているエチオピアで面談
○2月1日、バン・キムン国連事務総長がナイロビ入り。オディンガと面談
○2月1日、アナンが和平案に両者は合意と発表

4. 外務省のケニアに対する渡航情報(危険情報)(1月31日)
●ニャンザ州キスム、ホマベイ、キシイ、西部州ブシア、カカメガ及び
リフトバレー州ナクル、ナイバシャ、エルドレッド、カプサベット、ケリチョー:
「渡航の延期をお勧めします。
(滞在者のうち、やむを得ない事情により滞在される方を除き、
ケニア国外やナイロビなどの比較的安全な地域に退避するようお勧めします)」(新規)
●上記の地域を除くニャンザ州、西部州及びリフトバレー州:
「渡航の延期をお勧めします」(継続)
●全土(ニャンザ州、西部州及びリフトバレー州を除く):
「渡航の是非を検討してください」(継続)

次のBBCのサイトに州分けの地図が掲載されています。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/7213919.stm

1日も早く、ケニアが落ち着いた状況に戻れることを祈って。

佐久間 典子(CanDo理事)

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