【CanDo連続勉強会・東京】6月23日:第6回:エイズ基礎知識、ムインギでの課題と住民へのエイズ教育
【共通テーマ】
ケニアの人々―その抱える課題と参加型開発の役割
【勉強会の趣旨】
(特活)アフリカ地域開発市民の会(CanDo)は、1998年よりケニア共和国の
半乾燥地である東部州ムインギ東県で、地域に住む人たち自身が考え、
その行動によって、暮らしがより豊かに変わることをめざして、暮しの基盤
となる教育・保健・環境保全の3つの分野で開発協力の活動を行なってい
ます。
一昨年、昨年と好評いただいた連続勉強会を、本年も実施します。本勉強
会では、当会代表の永岡宏昌が、ケニアの人々が抱える課題について、
歴史的経緯をふまえて紹介し、解決に向けた人々の取り組み、CanDoの
活動の成功・失敗の事例を通して、外部者による協力の可能性について
考えていきます。
また、福島原発の事故は、私たち現代日本の「豊かさ」が大きな生存リスク
の上に成り立っていることを思い知らされる出来事です。ケニアの人々の取
り組みを学ぶことで、私たちの豊かさについても、考え直す機会となれば幸
いです。
【第6回:エイズ基礎知識、ムインギでの課題と住民へのエイズ教育】
ケニア政府の調査によると、国民の十数人にひとりは、エイズの原因となる
ウイルス・HIVに感染した陽性者となっているようです。当会が、この10年に
わたって事業を実施してきたムインギ東県においても、地域住民がエイズを
自らの深刻な問題と体感する程度に、エイズが日常化した状態にあります。
一方、エイズに関しては、エイズは「不道徳の病」「宗教的な罪」「不治の病」
「コンドームで予防できない性感染症」など、エイズの脅威を強調する情報が
流布され、エイズに対する危機意識は高まりました。このことが、逆に、住民
が、十分な知識をもってエイズに対処する対処意識の形成を妨げているよう
にみえます。
今回は、まず、エイズに関する理科的知識と社会問題として側面など基礎知識
および、ケニアにおけるエイズ状況を概観します。そして、当会が地域住民を
対象に実施している様々なエイズ教育と、危機意識と対処意識の乖離を埋め
るための試行錯誤を紹介します。
【開催日時】
2011年6月23日(木)19:00~21:00
【開催場所】
港区立三田いきいきプラザ 集会室A
東京都港区芝4丁目1番17号
http://www.city.minato.tokyo.jp/sisetu/hukusi/kaikan/mita/
交通機関:地下鉄三田線・浅草線 三田駅 A9番出口 徒歩1分
またはJR山手線・京浜東北線 田町駅 西口 徒歩10分
【参加費】
資料代として1回500円。ただし、CanDo会員は無料。
*各回の資料とは別に、昨年の連続勉強会の内容をまとめたブックレット
『ケニアの人々―その抱える課題と参加型開発の役割』を参加した方に
配布します(無料)。
【各回のテーマ・開催日】
第1回(5月19日):ケニアの歴史と民族問題、現在の課題
第2回(5月26日):ムインギ県の人々の生活と援助、CanDoの関わり方
第3回(6月2日): ケニアの教育史・制度と教育協力
第4回(6月9日): 住民参加による教室建設と学校運営能力向上
第5回(6月16日):住民への保健教育とプライマリヘルスケア
第6回(6月23日):エイズ基礎知識、ムインギでの課題と住民へのエイズ教育
第7回(6月30日):小学校でのエイズ教育
第8回(7月7日): 環境問題:砂漠化か、気候変動への適応か
第9回(7月14日):都市とスラムの暮らし
第10回(7月21日):(未定:参加者とつくります)
【永岡宏昌略歴】
・1998年よりCanDo代表、1年の半分を事業責任者としてケニアで暮らす。
・2000年~現在:早稲田大学法学部で地域研究(アフリカ)の授業を担当
・2005年~2008年:日本福祉大学で教育協力論の授業を担当
・2009年~現在:明治学院大学で"Aid and Development"の授業を担当
【申込方法・申込先】
以下の参加申込書にご記入のうえご返送ください。
Eメール: tokyo@cando.or.jp 担当者: 玉手
【主催】
(特活)アフリカ地域開発市民の会(CanDo)
web site: http://www.cando.or.jp/
********参加申込書*********
CanDo連続勉強会に以下のとおり参加を申し込みます。
□第6回のみ参加を申し込みます。
□第6回以降の全ての勉強会に参加を申し込みます。
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会員・非会員の別:
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Eメール:
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