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2013年5月19日 (日)

5/24 CanDo勉強会・東京―村の生活と社会開発:「参加」をめぐる課題」

今年の勉強会は全6回で5月17日に開始しました。関心をお持ちの回にご参加いただけたら幸いです。

第2回は、ケニアの現場を事例に住民の参加について考えます(ご案内の投稿を怠ってしまった第1回については、ウェブサイトをご覧ください)。

【勉強会の趣旨】

(特活)アフリカ地域開発市民の会(CanDo)は、1998年よりケニア共和国の半乾燥地である東部州ムインギ東・ミグワニ県で、地域に住む人たち自身が考え、その行動によって、暮らしがより豊かに変わることをめざして、暮らしの基盤となる教育・保健・環境保全の3つの分野で社会開発協力の活動を行なっています。

本勉強会では、当会代表・事業責任者の永岡宏昌が、ケニアの人々が抱える課題について、歴史的経緯をふまえて紹介し、解決に向けた人々の取り組み、CanDoの活動の成功・失敗の事例を通して、外部者による協力の可能性について考えていきます。

【第2回:村の生活と社会開発:「参加」をめぐる課題】

まずは、当会が社会開発協力に取り組んでいるケニアのムインギ東県・ミグワニ県の人々の生活の様子を紹介します。この地域で、NGOや援助機関が、住民参加での開発事業を行なった際に、これら外部者は、住民に知識や技術の向上などによる「将来の利益」を語り、住民の参加を促してきたようです。ところが、これら外部者は、村に暮らす住民にとっては、長期的視点を語りつつ、意外に早く消えていく存在でもあります。この経験は、住民が、事業をとおしての将来の利益より、村にNGOや援助機関が来ること自体の副次的・短期的な利益に着目することになります。

このような状況で、当会が地域社会と関わりを作ろうとしたり、自律的な住民参加を促したりした際の成功例・失敗例、学習会に食糧も供与するNGOとの競合、「私たちは村人になるのでなく、あくまで外部者として村人とつきあう」意味について紹介し、議論を深めたいと思います。

日時: 2013年5月24日(金)19:00~21:00

場所: 文京区民センター 3-B会議室
      東京都文京区本郷4-15-14  03(3814)6731

地図: http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754

交通機関:  都営三田線・大江戸線「春日駅A2出口」徒歩2分、東京メトロ丸ノ内線「後楽園駅4b出口」徒歩5分、東京メトロ南北線「後楽園駅6番出口」徒歩5分、JR「水道橋駅東口」徒歩15分

講師: 永岡宏昌(CanDo代表理事)

参加費: 資料代として1回500円。ただし、CanDo会員は無料。

【各回のテーマ・開催日】

第1回:5月17日(金):2013年ケニア大統領選挙と、植民地化・民族問題について
第2回:5月24日(金):村の生活と社会開発:「参加」をめぐる課題
第3回:6月7日(金):後退するケニアの無償教育、ムインギでの参加型教室建設
第4回:7月5日(金):ムインギにみる生活と環境問題、小学校での活動
第5回:7月12日(金):エイズ基礎知識、ムインギでの課題と住民へのエイズ教育
第6回:7月19日(金):ムインギの小学校でのエイズ教育・早期性交渉予防研修

【永岡宏昌略歴】
・1998年よりCanDo代表、1年の半分を事業責任者としてケニアで暮らす。
・2000年~現在:早稲田大学法学部で地域研究(アフリカ)の授業を担当
・2005年~2008年:日本福祉大学で教育協力論の授業を担当
・2009年~2012年:明治学院大学で"Aid and Development"の授業を担当

【申込方法・申込先】

以下の参加申込書にご記入のうえご返送ください。

Eメール: tokyo@cando.or.jp  担当者: 久保内

【主催】
(特活)アフリカ地域開発市民の会(CanDo)
ウェッブサイト: http://www.cando.or.jp/

********参加申込書*********

CanDo勉強会「第2回:村の生活と社会開発:「参加」をめぐる課題」への参加を申し込みます。

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会員・非会員の別:
ご連絡先:
Eメール:
参加を希望する理由:

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