6/7CanDo勉強会・東京―後退するケニアの無償教育、小学校への住民参加の意義
勉強会の第3回―全6回の前半最後、7月に後半3回―を6月7日(金)に開催します。
【第3回:後退するケニアの無償教育、小学校への住民参加の意義】
ケニアの「教育」のうち、小学校・幼稚園(フォーマル教育)について考えます。
まず、植民地化と西洋近代教育、独立からの全ての国民への教育の普及の進展と後退、そして、2003年から始まった小学校の完全な無償教育が破たんしつつある現状を報告します。
また、当会は、これまで地域の48小学校で保護者とともに61教室をつくりました。
近年ムインギでは、子どもたちにとって小学校に通うことが大変だった遠隔地に、住民の努力で新たに小さな公立小学校が設立されています。これら、設立まもなく、これから住民自身によって教室の建設を続けていくことになる小学校への協力を行なっています。
ひとつの教室をつくることは、住民にとっても、当会にとっても、大変な仕事ですが、事業の焦点は、住民が事業を通じて様々な能力を向上させ、将来にわたって自分たちで教室をつくり続けていけるようになることです。そのためには、住民が、計画をたて、みんなで合意し、実行に移していく力、地域にある建設に使える資材を見極める力、建設工程全体への理解、資材・資金の管理、建設職人の適正報酬での雇用と監督など、様々な能力を高めていくことが重要です。そして、実際の活動のなかで、課題に遭遇して、自分たちで課題の分析と解決策を話し合い、合意を形成していく成功体験が、重要だと考えています。そして、次第に、保護者が「運営」を意識するようになり、学校運営全般への参加・能力向上につながっていきます。
小学校への支援状況が、政治や行政施策、援助の都合で、不安定に変化するため、保護者が子どもへの教育機会の保障に参加する必要があることを紹介します。
日時: 2013年6月7日(金)19:00~21:00
場所: 文京区民センター 3-D会議室
東京都文京区本郷4-15-14 03(3814)6731
地図: http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754
交通機関:都営三田線・大江戸線「春日駅A2出口」徒歩2分、東京メトロ丸ノ内線「後楽園駅4b出口」徒歩5分、東京メトロ南北線「後楽園駅6番出口」徒歩5分、JR水道橋駅東口徒歩15分
講師: 永岡 宏昌(CanDo代表理事)
主催: アフリカ地域開発市民の会(CanDo) http://www.cando.or.jp/
参加費: 資料代として1回500円(CanDo会員は無料)
講師略歴:
・1998年よりCanDo代表、1年の半分を事業責任者としてケニアで暮らす。
・2000年~現在:早稲田大学法学部で地域研究(アフリカ)の授業を担当
・2005年~2008年:日本福祉大学で教育協力論の授業を担当
・2009年~2012年:明治学院大学で"Aid and Development"の授業を担当
申込方法・申込先: 以下の内容をご記入のうえメールでお申し込みください。
Eメール: tokyo@cando.or.jp 担当者: 久保内
********参加申込書*********
CanDo勉強会「第3回: 後退するケニアの無償教育、小学校への住民参加の意義」
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