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2013年7月10日 (水)

7/12 CanDo勉強会・東京―ムインギにみる生活と環境問題、小学校での活動

勉強会の第4回を7月12日(金)に開催します。

この回は当初、7月第1週に開催の予定だったところ、講師の都合により延期したことで、参加を予定されていた方にご迷惑をかけたことをお詫びします。

【第4回:ムインギにみる生活と環境問題、小学校での活動】

ムインギは、降水量の少ない半乾燥地で、住民の多くは、天水にたよった畑作と周辺の草にたよった粗放的牧畜を組み合わせて生存をはかっています。また、干ばつも続き、直近でも2006年、09年、11年と深刻な干ばつが発生し、農作物生産の壊滅的な不作が度々みられ、09年の干ばつではウシなどの家畜の餓死による保有量の減少もみられます。

そのような環境のなかで、住民の貧困化がすすみ、子どもの栄養状態の悪化につながっていると推測されます。この状況のなかで住民は、現金収入を求めての木炭生産や、焼畑による畑地の拡大など、短期的な利益をめざすことで、長期的には土地荒廃につながる土地利用を広範に行なっています。

また、過去に取り組まれた国際援助機関による環境保全プロジェクトは、住民に労働参加を求める見返りとして、貧困対策も兼ねて、食料を供与するフード・フォー・ワーク(FFW)手法がとられました。このため住民の意識のなかに、本来長期的な視野にたって取り組むべき環境保全が、短期的な食料の獲得に関心が集中することになりました。

このような状況のなかで、当会は、小学校での保護者参加による環境活動の促進、土壌流出が続いている小学校の校庭や教室周りの基礎の土壌保全、辺縁地の村を定期的に訪問しての環境活動などを実施しています。

本勉強会では、環境の視点からみたムインギの様子を紹介し、当会の環境活動を紹介しつつ、住民の生存を保障する持続的な土地利用の可能性について考えたいと思います。

日時: 2013年7月12日(金)19:00~21:00

講師: 永岡 宏昌(CanDo代表理事)

参加費: 資料代として1回500円(CanDo会員は無料)

講師略歴:
・1998年よりCanDo代表、1年の半分を事業責任者としてケニアで暮らす。
・2000年~現在:早稲田大学法学部で地域研究(アフリカ)の授業を担当
・2005年~2008年:日本福祉大学で教育協力論の授業を担当
・2009年~2012年:明治学院大学で"Aid and Development"の授業を担当

申込方法・申込先:  以下の内容をご記入のうえメールでお申し込みください。

Eメール: tokyo@cando.or.jp  担当者: 久保内

********参加申込書*********

CanDo勉強会「第4回: ムインギにみる生活と環境問題、小学校での活動」
への参加を申し込みます。

お名前(ふりがな):
ご所属:
会員・非会員の別:
ご連絡先:
Eメール:
参加を希望する理由:

**********************

場所: 文京区民センター 3-C会議室 東京都文京区本郷4-15-14  03(3814)6731    http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754

交通機関:都営三田線・大江戸線「春日駅A2出口」徒歩2分、東京メトロ丸ノ内線「後楽園駅4b出口」徒歩5分、東京メトロ南北線「後楽園駅6番出口」徒歩5分、JR水道橋駅東口徒歩15分

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