ケニアでの活動―2014年2月
ケニア共和国キツイ地方ミグワニ県で、外務省日本NGO連携無償資金協力による総合的な社会開発を始めたのは、2011年3月のこと。3年の事業期間が2月で終了する予定でしたが、小学校での施設拡充として、教室の構造補修を4校4教室(もしくは5校5教室)追加することで、4月末まで2か月の延長が合意されました。
学校運営能力向上も目的としている施設拡充では、2013年度に開始した、教室の建設3校(3教室)、構造補修5校(13教室)、基礎保全4校での作業が最終段階になっています。
小学校の保護者を対象とした環境活動では、カンベンベ小学校で行なったマンゴーの接ぎ木が、10本中4本が成功したことを確認しました。
小学校の保健では、4教育区で教員対象の集合型早期性交渉予防研修(2日間)を実施。ミグワニ県の全5教育区で完了しました(うち1教育区では2回)。
幼稚園の保健では、保護者対象に行なってきた保健活動のフォローアップを行ないました。1園では、園児用のトイレ建設を進めています。また、各幼稚園への教科書配布の準備をしました。
地域での保健では、3準区でエイズ・リーダー研修(3日間)を完了しました。修了したリーダーが住民を集めて開催する、地域エイズ学習会への専門家の参加は2月で終了しました。
退出移行期間として、保健に限って活動しているムインギ東県
2013年10月に、総合的な開発協力を始めたマシンガ県では、マシンガ区とキバー区の各準区(区の下の行政単位)を訪問。助役、診療所スタッフに聞き取り調査を行ないました。県保健局と、地域保健ボランティア(CHV)養成のための研修を、マシンガ区ムクス準区から開始することを決定しました。
2014年度からの事業を計画しているムインギ中央県では、ワイタ郡の行政官を訪問して、新事業申請のための情報収集の許可を得、小学校での聞き取り調査を始めました。
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