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2014年7月23日 (水)

7/23(水)CanDo勉強会2014・東京 第6回:ムインギの小学校でのエイズ教育・早期性交渉予防研修

今回も当日の投稿になってしまいましたが、CanDo勉強会2014・東京<全6回>の最終回のご案内を送ります。

本勉強会では、ケニアでの事業責任者を16年半、兼任してきた当会代表理事の永岡宏昌が、ケニアの人々が抱える課題について、歴史的経緯をふまえて紹介し、解決に向けた人々の取り組み、CanDoの活動の成功・失敗の事例を通して、外部者による協力の課題と可能性について考えてきました。

第6回のテーマは、ムインギの小学校でのエイズ教育・早期性交渉予防研修。

ケニア政府は、エイズ問題への対処の一環として、小学校でのエイズ教育に本格的に取り組んでいます。2003年の学習指導要領の改訂では、全学年のさまざまな教科で、繰り返し、多面的に、エイズ問題を教える「エイズ教科主流化」を実施しました。一方、当会が事業地のムインギで学校の保健調査を行なった2004年、このエイズ教科主流化にかかわらず、さまざまな理由からエイズ教育の実践状況は低調でした。

今回は、小学校のエイズ教育の概要と、地域の教員がエイズ教育を躊躇する社会的な状況を説明します。そして、当会が実施している教員対象のエイズ教育研修を紹介し、教室の中にエイズの影響を受けた生徒がいることを前提としていない教科書の記述の課題などを提示します。また、研修を受けた教員が実施したエイズ公開授業や、エイズに関する子ども発表会の映像を紹介し、エイズ教育の意義について話し合いたいと思います。

最後に、小学生の妊娠とその結果の中退の問題に対して教育局の依頼で当会が始めた、小学校での早期性交渉予防研修について紹介します。

講師紹介: 1998年の設立時から、CanDo代表理事。事業責任者として1年の半分をケニアで暮らす。早稲田大学法学部で地域研究(アフリカ)の授業を担当(2000年~)。2013年12月、在ケニア日本大使より「わが国とケニア共和国との相互理解及び友好親善への寄与」を表彰される。

日時: 2014年7月23日(水)19:00~21:00
会場: 文京区民センター 3-D会議室  東京都文京区本郷4-15-14 03(3814)6731
地図: http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754
交通機関: 都営三田線・大江戸線「春日駅A2出口」徒歩2分/東京メトロ丸ノ内線「後楽園駅4b出口」徒歩5分、南北線「後楽園駅6番出口」徒歩5分/JR「水道橋駅東口」徒歩15分

参加費: 資料代として1回500円(CanDo会員は無料)
定員:  30人

直接、会場にお越しください。

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2014年7月16日 (水)

ケニアでの活動―2014年6月

CanDoは、2014年6月、キツイ地方ミグワニ県の9準区でエイズ・リーダー研修のフォローアップ会議を開催。ムインギ東県では、集合型の早期性交渉予防研修を受講する教員への案内状配布を3教育区の教育官に、会場となる小学校3校に研修への協力を依頼しました。

 

マチャコス地方マシンガ県では、小学校3校の保護者会議で、施設拡充と学校運営能力向上の活動について説明。マシンガ教育区とキバー教育区で、エイズ教育研修の第1課程(2日間)を実施(写真)。マシンガ区ムクス準区の1村で地域保健ボランティア(CHW)研修を受講する候補者を選出しました。

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ケニアでの活動―2014年5月

CanDoは、2014年5月、キツイ地方ミグワニ県の4つの準区で、地域住民へのエイズ・リーダー研修のフォローアップ会議を開催。修了証を授与しました。

キツイ地方ムインギ東県の3教育区の教育官に、小学校の教員への集合型の早期性交渉予防研修について説明し、研修の会場と日程を決めました。

マチャコス地方マシンガ県マシンガ郡では、小学校2校の保護者会議において施設拡充と学校運営能力向上の活動について説明。マシンガ教育区で、小学校の教員を対象とした、エイズ教育研修を行なう準備として、昼食調理と送迎用マタトゥ(小型の乗合自動車)の手配をし、案内状の配布を教育官に依頼しました。

マシンガ区ムクス準区の6つの村で、地域保健ボランティア(CHW)研修を受講するCHW候補者を選出しました。

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7/16(水)CanDo勉強会2014・東京 第5回:エイズ基礎知識、ムインギでの課題と住民へのエイズ教育

当日のご案内になってしまい、申しわけありません。午後7時から勉強会を開催します。

5回のテーマは、エイズ基礎知識、ムインギでの課題と住民へのエイズ教育。

ケニア政府の調査によると、国民の十数人に1人は、エイズの原因となるウイルス、HIVに感染した陽性者となっているようです。当会が10年前にエイズ関連の事業を開始したムインギ地域においても、住民がエイズを「自らの深刻な問題」と感じるくらい、エイズが日常化した状態にありました。エイズに関して「不道徳の病」「宗教的な罪」「不治の病」「コンドームで予防できない性感染症」など、その脅威を強調する情報が流布され、危機意識は高まっていました。そのことが逆に、十分な知識をもってエイズに向かう、住民の対処意識の形成を妨げているようにみえました。

今回は、まず、エイズに関する理科的知識と社会問題としての側面など基礎知識および、ケニアにおけるエイズ状況を概観します。そして、当会が地域住民を対象に実施している、さまざまなエイズ教育、住民から住民へエイズを包括的に教えることができるエイズリーダーの育成、危機意識と対処意識の乖離を埋めるための試行錯誤を紹介します。

講師紹介: 1998年の設立時から、CanDo代表理事。事業責任者として1年の半分をケニアで暮らす。早稲田大学法学部で地域研究(アフリカ)の授業を担当(2000年~)。201312月、在ケニア日本大使より「わが国とケニア共和国との相互理解及び友好親善への寄与」を表彰される。

日時: 2014716日(水)19:0021:00
会場: 文京区民センター 3-D会議室  東京都文京区本郷4-15-14 03(3814)6731
地図: http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754
交通機関: 都営三田線・大江戸線「春日駅A2出口」徒歩2分/東京メトロ丸ノ内線「後楽園駅4b出口」徒歩5分、南北線「後楽園駅6番出口」徒歩5分/JR「水道橋駅東口」徒歩15

参加費: 資料代として1500円(CanDo会員は無料)
定員:  30

申し込み方法: メールに以下の内容を記入のうえ、件名を「CanDo勉強会の参加申し込み」として(特活)アフリカ地域開発市民の会 tokyo@cando.or.jp まで送信してください(担当 久保内)

**************************

CanDo
勉強会2014・東京 第5回への参加を申し込みます。

お名前(ふりがな):
ご所属:
ご連絡先(E-mail):
参加を希望する理由(*任意):

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6回目の開催日とテーマ】
7
23日(水) 第6回:ムインギの小学校でのエイズ教育・早期性交渉予防研修
*時間は19:0021:00、会場は3-D会議室で同じです。


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2014年7月 4日 (金)

7/9(水)CanDo勉強会2014・東京 第4回:ムインギにみる生活と環境問題、小学校での活動

4回のテーマは、ムインギにみる生活と環境問題、小学校での活動。

ムインギは、降水量の少ない半乾燥地で、住民の多くは、天水に頼った畑作と周辺の草に頼った粗放的牧畜を組み合わせて生存をはかっています。干ばつに見舞われることも多く、CanDoが活動を開始してからは、1999年、2006年、2009年、2011年と深刻な干ばつが発生しました。農作物生産の壊滅的な不作や、2009年の干ばつではウシなどの家畜の餓死による保有量の減少もみられました。そのような環境で住民の貧困化が進み、子どもの栄養状態の悪化につながっていると推測されます。

この状況の中で、住民は、現金収入を得られる木炭生産や、焼畑による畑地の拡大など、短期的な利益を目指すことで、長期的には土地荒廃につながる土地利用を広範に行なっています。過去に取り組まれた国際援助機関による環境保全プロジェクトでは、貧困対策も兼ねて、住民に労働参加を求める見返りとして食料を供与するフード・フォー・ワーク(FFW)手法がとられました。その結果、本来、長期的な視野に立って取り組むべき環境保全において、短期的な食料の獲得に住民の関心が集中することになりました。

当会は、小学校での保護者参加による環境活動の促進、土壌流出が続いている小学校の校庭や教室周りの基礎の土壌保全、辺縁地の村を定期的に訪問しての環境活動などを実施してきました。
環境の視点からみたムインギの様子を紹介し、当会の活動を紹介しつつ、住民の生存を保障する持続的な土地利用の可能性について考えたいと思います。

講師紹介: 1998年の設立時から、CanDo代表理事。事業責任者として1年の半分をケニアで暮らす。早稲田大学法学部で地域研究(アフリカ)の授業を担当(2000年~)。201312月、在ケニア日本大使より「わが国とケニア共和国との相互理解及び友好親善への寄与」を表彰される。

日時: 201479日(水)19:0021:00
会場: 文京区民センター 3-D会議室  東京都文京区本郷4-15-14 03(3814)6731
地図: http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754
交通機関: 都営三田線・大江戸線「春日駅A2出口」徒歩2分/東京メトロ丸ノ内線「後楽園駅4b出口」徒歩5分、南北線「後楽園駅6番出口」徒歩5分/JR「水道橋駅東口」徒歩15

参加費: 資料代として1500円(CanDo会員は無料)。
定員:  30

申し込み方法:  メールに以下の内容を記入のうえ、件名を「CanDo勉強会の参加申し込み」として(特活)アフリカ地域開発市民の会 tokyo@cando.or.jp まで送信してください(担当 久保内)


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CanDo
勉強会2014・東京 第4回への参加を申し込みます。

お名前(ふりがな):
ご所属:
ご連絡先(E-mail):
参加を希望する理由(*任意):

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