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2021年9月16日 (木)

マラウイでの活動 月間報告―2021年8月

CanDoは2021年2月、外務省日本NGO連携無償資金協力(N連)による「パロンベ県初等学校保護者参加による教室建設事業 第1年次」を開始しました。2020年に倉庫を建設*した13校のうち9校を対象として、2年の事業期間に2校で教室棟(2教室と2小部屋)、7校で1教室の建設完了を計画しています。
*2019年1月~2020年3月、N連「パロンベ県教育施設改善に関する初等学校保護者の参加意識の強化事業」における保護者参加の実践として建設。

保護者の参加度の評価から、リングニ校、ミンガンボ校、ナゾンベ校、クランベ校、ゼンジェ校、ミレペ校、ミレメ校、バーニ校、パサ校の9校を優先候補校、ナンペンデ校、チトコロ校、チャジンガ校、ナンチュウ校の4校を補欠候補校としました。

教室建設では、30人以上の建設リーダーの参加が条件です。人数を満たさない学校では、保護者から新たな建設リーダー候補を選出し、追加の建設リーダー研修(全4回)を行ないます。候補者のうち全研修に出席した候補を建設リーダー研修生に認定し、先行の倉庫建設における建設リーダーと合わせて30名以上を目指します(7月までに、関係者会議で4校、座学研修を通して3校、計7校で確認しました)。

教室棟に必要なSSB(土壌安定化レンガ)18,900個の約半数、1教室の建設に必要な9,000個を基本のSSBとして、製作の活動計画を立てます。
基本のSSB製作の中間目標を4000個としました。8月までに3校では完了し、4校で進行中です。7月に2校で残り5,000個の製作も完了しました。

教室棟の建設では、40人以上の建設リーダーの参加が条件になります(満たない場合は、30人以上を目指したときと同じく、建設リーダー研修を行ないます)。
教室棟建設の覚書を7月のクランベ校に続いて、8月にリングニ校で締結しました。

6月、教室建設の参加を取り消した優先候補校のミレペ校に代わり話し合いを開始した補欠候補校の1番目のナンペンデ校では、建設リーダーが「2年間の参加はできない」ということで、参加は難しい状況で、2番目のチトコロ校をあたることになります。

7月15日付でマラウイ環境保護庁からパロンベ県知事へ指示された環境社会管理計画の策定について、県知事からコンサルタントを短期雇用し、同計画を策定するよう口頭での要請を受けました。
環境保護庁・県知事・当会との間で、対象校においてSSB作成後、同計画の承認を得るまでは、建設を開始しないことで合意しています。

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