« マラウイでの活動 月間報告―2021年8月 | トップページ | マラウイでの活動 月間報告―2021年10月 »

2021年10月 8日 (金)

マラウイでの活動 月間報告―2021年9月

CanDoは2021年2月、外務省日本NGO連携無償資金協力(N連)による「パロンベ県初等学校保護者参加による教室建設事業 第1年次」を開始しました。2020年に倉庫を建設*した13校のうち9校を対象として、2年の事業期間に2校で教室棟(2教室と2小部屋)、7校で1教室の建設完了を計画しています。
*2019年1月~2020年3月、N連「パロンベ県教育施設改善に関する初等学校保護者の参加意識の強化事業」における保護者参加の実践として建設。

保護者の参加度の評価から、リングニ校、ミンガンボ校、ナゾンベ校、クランベ校、ゼンジェ校、ミレペ校、ミレメ校、バーニ校、パサ校の9校を優先候補校、ナンペンデ校、チトコロ校、チャジンガ校、ナンチュウ校の4校を補欠候補校としました。

優先候補校のうちミレペ校が6月に参加を取り消し、補欠候補校の1番目のナンペンデ校でも、建設リーダーが「2年間の参加はできない」ということで、2番目のチトコロ校をあたることになりました。9月に代表者を対象とした第1回学校会議、そして同日に建設リーダー対象の第2回を開催しました。

教室建設では、30人以上の建設リーダーの参加が条件です。人数を満たさない学校では、保護者から新たな建設リーダー候補を選出し、追加の建設リーダー研修(全4回)を行ないます。候補者のうち全研修に出席した候補を建設リーダー研修生に認定し、先行の倉庫建設における建設リーダーと合わせて30名以上を目指します。チトコロ校で研修を2回実施しました。

教室棟に必要なSSB(土壌安定化レンガ)18,900個の約半数、1教室の建設に必要な9,000個を基本のSSBとして、製作の活動計画を立てます。バーニ校で活動計画が承認されました(8校目)。

基本のSSB製作の中間目標を4,000個としました。ゼンジェ校で完了し、残り5,000個の製作を開始しました(4校目)。ナゾンベ校、パサ校、ミレメ校で引き続き製作中です。
9,000個直前まで進んでいるミンガンボ校は作業が止まってます。

教室棟の建設では、40人以上の建設リーダーの参加が条件になります(満たない場合は、30人以上を目指したときと同じく、建設リーダー研修を行ないます)。
クランベ校、リングニ校の2校で教室棟教室棟建設の覚書を締結していますが、環境社会管理計画の承認を得るまで基礎建設の作業は開始しません。

7月に環境保護庁から指示された環境社会管理計画のための現地調査を、9月27日から29日まで環境コンサルタントと事業責任者の永岡宏昌(代表理事)*が実施しました(写真は、砂と土の採集場所の確認)。
*9月24日、1年5か月ぶりにマラウイに出張。


Photo_202109_1

|

« マラウイでの活動 月間報告―2021年8月 | トップページ | マラウイでの活動 月間報告―2021年10月 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« マラウイでの活動 月間報告―2021年8月 | トップページ | マラウイでの活動 月間報告―2021年10月 »