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2021年12月20日 (月)

マラウイでの活動 月間報告―2021年11月

CanDoは2021年2月、外務省日本NGO連携無償資金協力(N連)による「パロンベ県初等学校保護者参加による教室建設事業 第1年次」を開始しました。2020年に倉庫を建設*した13校のうち9校を対象として、2年の事業期間に2校で教室棟(2教室と2小部屋)、7校で1教室の建設完了を計画しています。
*2019年1月~2020年3月、N連「パロンベ県教育施設改善に関する初等学校保護者の参加意識の強化事業」における保護者参加の実践として建設。

保護者の参加度の評価から、リングニ校、ミンガンボ校、ナゾンベ校、クランベ校、ゼンジェ校、ミレペ校、ミレメ校、バーニ校、パサ校の9校を優先候補校、ナンペンデ校、チトコロ校、チャジンガ校、ナンチュウ校の4校を補欠候補校としました。

優先候補校のうちミレペ校が参加を取り消し、補欠候補校の1番目のナンペンデ校も参加はできないということで、2番目のチトコロ校が9月から対象に加わっています。

パロンベ県では、11月になって、時々、降雨があり、耕作地の準備が始まりました。種子や肥料などが販売されています。保護者は、農作業で忙しい中、事業に参加することになります。

マラウイ環境保護庁の指示で当会が環境コンサルタントに策定を依頼し、10月28日に提出した本事業に関する環境社会管理計画が11月8日付で承認されました。

教室棟(2教室と2小部屋)を建設するクランベ校、リングニ校では、承認されるまでは建設作業は開始しないことにしていました。11月、県行政官と当会の合同評価訪問を実施し、関係者の合意のもと建設作業を開始しました。最初の作業の位置決めが完了しました。

10月に基本SSB(土壌安定化レンガ)製作を完了したゼンジェ校では、11月、1教室建設の覚書を締結し、合同評価訪問と建設作業開始のための準備を行なっています。

承認前もSSBの製作は続けてきました。教室棟に必要なSSB18,900個の約半数、1教室の建設に必要な9,000個を基本のSSBとして、製作活動計画を立てます。基本のSSB製作の中間目標を4,000個としています。

ミンガンボ校では、基本SSB製作の完了間近の状態で停滞しています。ナゾンベ校では、11月に中間目標を完了しました。パサ校、バーニ校で引き続き中間目標に向けて、SSB製作を続けています。
ミレメ校では、SSBに使用する砂収集と採集地から学校への運搬の問題で、製作が滞っています。10月に建設リーダー研修を終了したチトコロ校では、11月、SSB製作計画が承認され、覚書を締結(全9校で完了)して、SSB作成を開始しました。                               以上                                 

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