マラウイでの活動 月間報告―2021年12月
CanDoは2021年2月、外務省日本NGO連携無償資金協力(N連)による「パロンベ県初等学校保護者参加による教室建設事業 第1年次」を開始しました。2020年に倉庫を建設*した13校のうち9校を対象として、2年の事業期間に2校で教室棟(2教室と2小部屋)、7校で1教室の建設完了を計画しています。
*2019年1月~2020年3月、N連「パロンベ県教育施設改善に関する初等学校保護者の参加意識の強化事業」における保護者参加の実践として建設。
保護者の参加度の評価から、リングニ校、ミンガンボ校、ナゾンベ校、クランベ校、ゼンジェ校、ミレペ校、ミレメ校、バーニ校、パサ校の9校を優先候補校、ナンペンデ校、チトコロ校、チャジンガ校、ナンチュウ校の4校を補欠候補校としました。
優先候補校のうちミレペ校が参加を取り消し、補欠候補校の1番目のナンペンデ校も参加はできないということで、2番目のチトコロ校が9月から対象に加わっています。
マラウイ環境保護庁から環境社会管理計画策定の指示が7月にあり、11月に承認されるまで、7月と8月に教室棟(2教室と2小部屋)の覚書を締結していた2校―クランベ校とリングニ校―では建設作業は開始しないことにしていました。
11月に1つ目の作業の基礎部分の位置決めを行なった後、12月、2校のうちクランベ校では2つめの作業の基礎部分の溝掘りと3つめの基礎底部に敷設する鉄筋組みまで完了しました。
リングニ校では、溝掘りを継続中です。
1教室の建設では、11月のゼンジェ校に続いて、12月、ミンガンボ校で覚書を締結しました。2校は位置決めが終わり、溝掘りを継続中です。
教室棟に必要なSSB(土壌安定化レンガ)18,900個の約半数、1教室の建設に必要な9,000個を基本のSSBとして計画を立てて製作します。基本のSSB製作の中間目標を4,000個として、残り5,000個を終了目標としています。
中間目標を11月に完了したナゾンベ校とパサ校、12月のチトコロ校では終了目標に向けて、バーニ校では中間目標に向けて、SSB製作を継続中です。
ミレメ校では、SSB製作が深刻に停滞しているため、いったん、供与ずみのセメントを回収して他校の基礎工事で使用することにしました。同校の関係者との活動再開のための話し合いは継続します。
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