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2022年4月11日 (月)

マラウイでの活動 月間報告―2022年2月

CanDoは2021年2月、外務省日本NGO連携無償資金協力(N連)による「パロンベ県初等学校保護者参加による教室建設事業 第1年次」を開始しました。2020年に倉庫を建設*した13校のうち9校を対象として、2年の事業期間に2校で教室棟(2教室と2小部屋)、7校で1教室の建設完了を計画しています。2022年2月9日に第1年次が終了し、2月10日、第2年次に入りました。

*2019年1月~2020年3月、N連「パロンベ県教育施設改善に関する初等学校保護者の参加意識の強化事業」における保護者参加の実践として建設。

教室建設は、保護者の参加度の評価から優先候補校9校を、4校を補欠校として始めました。優先候補校のうち1校が参加を取り消し、補欠の1番目の学校も参加はできないということで、優先校8校(リングニ校、ミンガンボ校、ナゾンベ校、クランベ校、ゼンジェ校、ミレメ校、バーニ校、パサ校)と補欠候補校1校(チトコロ校)を対象としています。

第1年次では、教室棟建設の2校、1教室建設の7校のうち2校で教室の基礎・床建設の完了を目指しました。

教室棟を建設するクランベ校では、土壌安定化レンガ(SSB)を用いた基礎壁建設を完了し、基礎を埋設する作業を進めながら、床設置の準備としてがれきを収集しています。
教室棟建設のリングニ校では、基礎底部建設を完了し、基礎壁建設を進めています。

1教室を建設するゼンジェ校では、基礎壁建設と埋設作業を完了しました。次の床設置に必要ながれきが校内になく、地域での無償提供を求めていましたが応じてもらえず、収集の検討が続いています。

Photo_202202

1教室建設のミンガンボ校では、建設敷地の地盤が標準より弱いため、鉄筋コンクリートの厚さを増やして基礎底部建設を行ない、完了しました。基礎壁建設を進めています。

SSBは教室棟に必要な18,900個の約半数、1教室の建設に必要な9,000個を基本として製作の計画を立て、中間目標を4,000個、残り5,000個を終了目標としています。

補欠候補校だったため6か月遅れて事業を開始した、1教室建設のチトコロ校では、基本のSSBの製作を完了。教室の位置決めし、基礎のための溝掘りを進めています。

ナゾンベ校、パサ校では終了目標、バーニ校では中間目標に向けて、引き続きSSB製作を続けています。

ミレメ校ではSSB製作の停滞が深刻化し、同校の関係者への活動再開のための話し合いを継続しています。

 

2019年に開始した、公益財団法人日本国際協力財団の国際協力NPO助成による「パロンベ県における子どもの健康を守る保護者の活動形成事業」では、ムロンバ教育区で5テーマの研修を実施しました。テーマは、衛生・水・栄養、子どもの保護、子どもの発達、HIV/AIDS、リプロダクティブ・ヘルス。行政官が講師となり、初等学校(10校)の母親支援委員の委員(各校5名)と学校保健担当教員、各校を担当する保健助手が受講しました。

 

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