マラウイでの活動 月間報告―2022年4月
CanDoは、マラウイ共和国で外務省日本NGO連携無償資金協力(N連)による「パロンベ県初等学校保護者参加による教室建設事業」を進めています。2年間で、2校で教室棟(2教室と2小部屋)、7校で1教室の建設完了を計画。第1年次(2021年2月~2022年2月9日)が終了し、2022年2月10日、第2年次に入りました。
先行事業のN連「パロンベ県教育施設改善に関する初等学校保護者の参加意識の強化事業」(2019年1月~2020年3月)で、保護者参加の実践として倉庫を建設した13校のうち9校を対象としています―リングニ校、ミンガンボ校、ナゾンベ校、クランベ校、ゼンジェ校、ミレメ校、バーニ校、パサ校(参加度の評価から優先候補校とした9校のうち8校)、チトコロ校(補欠候補校)。
第1年次において2校(クランベ校、リングニ校)で教室棟、2校(ゼンジェ校、ミンガンボ校)で1教室、そして第2年次の2月にチトコロ校で、教室の基礎・床建設の作業を開始しました。
4月、教室棟を建設するクランベ校では、床設置作業を完了しました。
リングニ校では、床設置の準備作業としてガレキの収集が完了しました。
1教室を建設するゼンジェ校では、床設置作業を完了しました。
ミンガンボ校では、作業が中断していましたが、4月14日に基礎壁建設から再開し、継続しています。
第1年次では6か月遅れて事業を開始したチトコロ校では、基礎壁建設を行なっています。
教室は、木を燃料とする焼成レンガではなく、セメントを土と砂に混ぜ、圧縮して作る土壌安定化レンガ(SSB)を積み重ねて建設します。1教室の建設に必要な9,000個―教室棟に必要な18,900個の約半数―を基本として、中間目標を4,000個、残り5,000個を終了目標として、製作の計画を立てます(第1年次は9校のうち5校で終了目標が完了)。
ナゾンベ校、パサ校では終了目標、バーニ校では中間目標に向けて、引き続きSSB製作を続けています。
SSB製作の停滞しているミレメ校では、ジェナラ伝統首長*からのさまざまな働きかけにもかかわらず、具体的な状況改善がみられないため、事業の途中終了を念頭に最終的な話し合いを行なっています。
*パロンベ県は、6つの伝統首長区で構成(教育区は9)。その下に集合村、村があります。
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