マラウイでの活動 月間報告―2022年8月
CanDoは、マラウイ共和国で外務省日本NGO連携無償資金協力(N連)による「パロンベ県初等学校保護者参加による教室建設事業」を2年計画で進めています。2校で教室棟(2教室と2小部屋)、7校で1教室の建設を完了します。第1年次(2021年2月10日~2022年2月9日)が終了し、2022年2月10日から第2年次です。
先行事業のN連「パロンベ県教育施設改善に関する初等学校保護者の参加意識の強化事業」(2019年1月~2020年3月)で、保護者参加の実践として倉庫を建設した13校のうち9校を対象としています―リングニ校、ミンガンボ校、ナゾンベ校、クランベ校、ゼンジェ校、ミレメ校、バーニ校、パサ校(以上は参加度の評価から優先候補校とした9校のうち8校)とチトコロ校(補欠候補校)。
第1年次に1教室建設に必要な数の土壌安定化レンガ(SSB)9,000個の作成が4校で完了。
2校(クランベ校、リングニ校)で教室棟、2校(ゼンジェ校、ミンガンボ校)で1教室の基礎・床建設の作業を開始しました。第2年次の2月、チトコロ校で1教室の基礎・床建設の作業を開始。
第2年次は、教室の基礎・床建設が完了した学校で、建設リーダーが1教室の壁・屋根建設の活動計画を作成し、覚書を締結して作業に進みます。教室棟の場合は1つ目の教室になり、終了後、2つ目に進みます。
8月、教室棟建設のクランベ校の1つ目の教室そして1教室建設のチトコロ校で、壁の上部を「ロの字に固定するリングビームの鉄筋のコンクリート固めまで進んでいます。教室棟のリングニ校では1つ目の教室目のドア・窓の開口部の壁建設、1教室のゼンジェ校では、次のドア・窓の設置が完了しました。
1教室建設のミンガンボ校では、ドア・窓の開口部の壁建設で建設作業を休止して、追加の土壌安定化レンガ(SSB)製作を行なっています。同校は地面が脆弱で、安定した地盤が深いところあって基礎壁に計画より多量のSSBを使用したためです。
1教室建設の目標となる9000個の土壌安定化レンガ(SSB)の製作が完了していない学校のうち、パサ校では、すでに製作した約5000個のSSBを活用して小規模施設の建設を希望しているので代替案を作成し、変更を申請しました。ナゾンベ校でも小規模施設の建設を行なうことで合意、バーニ校では合意形成を進めています。ミレメ校での活動の終了を判断しました。
3月末までだった、公益財団法人日本国際協力財団の助成による「パロンベ県における子どもの健康を守る保護者の活動形成事業」の事業期間は、12月まで延長となっています。
新しい県教育局長に、ムロンバ教育区における学校保健事業と当会の目的を説明し、保健局との協働体制について意見交換を行ないました。県環境保健官に、当会の手当に関する考え方について説明し、協働体制について話し合いました。保健助手への手当なしには協力はできないとのこと。今後については県知事との話し合うことに合意しました。
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