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2023年11月 1日 (水)

マラウイでの活動 月間報告―2023年4月~9月

 ロンベ県初等学校保護者参加による教室建設―外務省日本NGO連携無償資金協力事業(N連)

CanDoは、2021年2月10日に開始した、パロンベ県初等学校保護者参加による教室建設事業を6月31日に完了しました(2023年2月9日までの事業実施期間を3月31日、次に6月31日まで延長)。2校で教室棟(2教室と2小部屋)、3校で1教室、2校で小規模な教室が完成しました。

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この事業は、先行事業のN連「パロンベ県教育施設改善に関する初等学校保護者の参加意識の強化事業」(2019年1月~2020年3月)で、保護者参加の実践として倉庫を建設した13校のうち9校を対象として、当初は2校で教室棟(2教室と2小部屋)、7校で1教室を2年間で建設する計画でした。

建設には、環境保全を考えて、焼成はせず、セメントと土、砂を混ぜて圧縮して作る、土壌安定化レンガ(SSB)を使用。1教室に必要なSSB9,000個を第1年次に最初に完成した2校を教室棟(SSB18,900個)の対象校、残り7校を1教室建設の対象校としました。
7校のうち3校は1教室の建設で進めましたが、2校は小規模な建設(SSB5,000個)に変更しました。

残り2校は途中終了となりました。1校はSSB製作の初期の段階で活動が止まり、もう1校は小規模建設の開始に一般保護者と建設リーダーが同意せず終了しました。

3月にサイクロン・フレディに見舞われたとき、教室の多くが避難所や物資倉庫として活用されました。

■ライフスキル教育を基盤とした子どもの教育と健康・安全を保障する活動形成事業
―(独行)国際協力機構(JICA)草の根技術協力事業*(パートナー型)

*草の根技術協力事業は、日本のNGO、大学、地方自治体及び公益法人の団体等が企画した協力活動をJICAが支援し、共同で実施。実施にあたっては、JICAとNGO等との間で業務委託契約書を締結し、JICAがNGO等に事業を委託する形で実施します。

3月、JICA東京センターから「ライフスキル教育を基盤とした子どもの教育と健康・安全を保障する活動形成事業」(2023年11月1日~2026年10月31日)が、採択案件として決定、との通知がとどきました。

◇6月
・当会の東京事務所にJICA東京の担当者が来訪して、事業の枠組みについて打ち合わせをしました。

◇7月
・パロンベ県知事、教育局長とJICAマラウイとの事業の合意の枠組みを協議しました。

◇8月
・マラウイ教育省とJICAとの合意枠組み協議への実施に参加しました。
・JICAマラウイとパロンベ県知事との枠組みの合意形成への実務に参加しました。

◇9月
・JICAマラウイ(立会人はCanDo)とパロンベ県知事(立会人は県教育局長)が事業の合意書に署名しました。

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