マラウイでの活動報告―2024年6月
パロンベ県において、ライフスキル教育を基盤とした教育と健康・安全を保障する活動形成事業を2023年12月に開始しました。県の9教育区のうち4教育区を対象として、事業期間は3年間。最初の1年半の対象となる2教育区は、県教育局の提案により、南部のモザンビーク国境に接した、ナゾンベ教育区(11校)とクランベ教育区(12校)になりました。父母リーダーへの研修とその後の活動形成、および教員への研修を行ないます。どちらも、ベースライン調査、合意形成をしてから研修を実施します。
7か月目となる6 月、父母リーダー活動の形成のベースライン調査では、クランベ教育区において全ての父母リーダー、抽出した3 校の学校関係者、および3校のうち 1 校の 2 村での村 人への質問票調査を実施しました。同教育区でチーフ、校長、保護者代表との合意形成が完了しました。
ナゾンベ教育区における研修は6 月 21 日に全 12 回を完了しました。平均出席率は98.9%になります。クランベ教育区では2 回の研修を実施。平均出席率 96.67%。英語とチェワ語で作成する研修手順書および配布資料の改善を続けています。資料は父母リーダーに提供。研修後の相互学習と学習会の開催の促進を図っています。
ナゾンベ教育区では、研修を修了した父母リーダーによる保護者向け学習会が実施されました。4校での4 回は当会スタッフも参加、2 校 2 回は自主開催。合わせて父母リーダーのべ50 人が研修で学んだことを説明しました。参加者はのべ382 人。
父母リーダーによる学校活動については、行動計画書の様式を作成。ナゾンベ教育区での第11 回、第12 回の研修の終了後、説明会を開催しました。
教員研修の形成に関して、学校を訪問して行なうベースライン調査は、父母リーダー研修を優先したため実施できませんでした。
ライフスキル教科書の供与がクランベ教育区でも完了しました。
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