マラウイでの活動報告―2024年11月
CanDoはマラウイ共和国パロンベ県の初等学校において、ライフスキル教育を基盤とした教育と健康・安全を保障する活動形成事業を2023年12月に開始。JICA草の根技術協力の受託事業で、県の9教育区のうち4教育区が対象、事業期間は3年間です。父母リーダーへの研修とその後の活動形成、および教員への研修を行ないます。前半の1年半の活動地は、モザンビーク国境に接したナゾンベ教育区(11校)とクランベ教育区(12校)です。
□父母リーダーによる学習会の開催―学習会開催のためのフォローアップ会議
学習会の開催が低調であるため、新たな試みとして、各校において父母リーダー、学校関係者、チーフでフォローアップ会議を開始しました。11月には4校で実施。
父母リーダーが研修手順書をもとに発表し、参加者が配布資料を見ながら聞く形は、参加者の理解が深まる、と評価されています。一方、学校や村の集会の中で、短時間の発表機会が与えられても対応できていないことが報告されました。発表時間が10分程度の手順書のニーズについて話し合いました。
ナゾンベ教育区マンガジ校の父母リーダーは、学習会でジュースなど副次的利益の提供がないことに参加者が反発する様子を報告。一方で、意識が高そうな参加者に丁寧に説明して理解を広めたことや、チーフによる説得の効果が高いことなどを報告しました。
ナゾンベ教育区チタオタオ校の父母リーダーは、1月~2月は農繁期で保護者が農作業で忙しく、子どもは家事や農作業の手伝いをするため、?期欠席、そして中退につながりやすい、と課題を提起しました。
□ 父母リーダーによる学校活動―行動計画づくりと覚書締結
父母リーダーによる学校活動について、クランベ教育区(12校)の4校で当会と行動計画の覚書を締結しました(前月までの4校に続いて計8校)。行動計画では、父母リーダーが子どもの教育・健康・安全に関する具体的な課題を確認し、その改善のために、資機材購入費100米ドルの範囲でできる2つの活動を提案します。そして、保護者会議で行動計画を説明し、保護者はうち1つを選んで実施します。父母リーダーと保護者が、子どもの課題への理解を深め、改善につながる活動を実践することを目指しています。
これまで、クランベ教育区で合意している活動は、教室床の補修、机の修理、男子・女子トイレの建設、太陽光電灯の設置です。
□父母リーダーによる学校活動―ナゾンベ教育区の1校で完了、4校で継続、クランベ教育区の2校で実施
ナゾンベ教育区における実践活動は1校で教室の床補修が完了しました(10月までに4校で完了)。4校での活動は低調に継続しています。当会専門家からの技術指導を早めに切り上げ、技術を学んだ父母リーダーと現地職人が、最終段階での自律的な活動が適切に展開できていないことが理由としてあげられます。今後、父母リーダーや学校関係者との話し合いを行なって適切な終了を目指します。
クランベ教育区では、2校で、教室の床補修と男子小用トイレの建設を実施しています。
写真は、各校での活動の様子。
□教員研修のためのベースライン調査・教員との合意形成―ライフスキル授業を観察、生徒および教員への聞き取り
教員研修のためのベースライン調査ならびに教員との合意形成として、1日で、ライフスキル授業の観察、授業直後の生徒からの聞取り調査、ライフスキル教員への聞取り調査を1日で実施。ナゾンベ教育区の2校、ナゾンベ教育区の4校で実施しました(現在までに、ナゾンベ教育区11校全校、クランベ教育区12校のうち10校で実施)。







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