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2024年12月16日 (月)

マラウイでの活動報告―2024年11月

 CanDoはマラウイ共和国パロンベ県の初等学校において、ライフスキル教育を基盤とした教育と健康・安全を保障する活動形成事業を2023年12月に開始。JICA草の根技術協力の受託事業で、県の9教育区のうち4教育区が対象、事業期間は3年間です。父母リーダーへの研修とその後の活動形成、および教員への研修を行ないます。前半の1年半の活動地は、モザンビーク国境に接したナゾンベ教育区(11校)とクランベ教育区(12校)です。

□父母リーダーによる学習会の開催―学習会開催のためのフォローアップ会議

 学習会の開催が低調であるため、新たな試みとして、各校において父母リーダー、学校関係者、チーフでフォローアップ会議を開始しました。11月には4校で実施。
 父母リーダーが研修手順書をもとに発表し、参加者が配布資料を見ながら聞く形は、参加者の理解が深まる、と評価されています。一方、学校や村の集会の中で、短時間の発表機会が与えられても対応できていないことが報告されました。発表時間が10分程度の手順書のニーズについて話し合いました。
 ナゾンベ教育区マンガジ校の父母リーダーは、学習会でジュースなど副次的利益の提供がないことに参加者が反発する様子を報告。一方で、意識が高そうな参加者に丁寧に説明して理解を広めたことや、チーフによる説得の効果が高いことなどを報告しました。
 ナゾンベ教育区チタオタオ校の父母リーダーは、1月~2月は農繁期で保護者が農作業で忙しく、子どもは家事や農作業の手伝いをするため、?期欠席、そして中退につながりやすい、と課題を提起しました。


□ 父母リーダーによる学校活動―行動計画づくりと覚書締結

 父母リーダーによる学校活動について、クランベ教育区(12校)の4校で当会と行動計画の覚書を締結しました(前月までの4校に続いて計8校)。行動計画では、父母リーダーが子どもの教育・健康・安全に関する具体的な課題を確認し、その改善のために、資機材購入費100米ドルの範囲でできる2つの活動を提案します。そして、保護者会議で行動計画を説明し、保護者はうち1つを選んで実施します。父母リーダーと保護者が、子どもの課題への理解を深め、改善につながる活動を実践することを目指しています。
 これまで、クランベ教育区で合意している活動は、教室床の補修、机の修理、男子・女子トイレの建設、太陽光電灯の設置です。


□父母リーダーによる学校活動―ナゾンベ教育区の1校で完了、4校で継続、クランベ教育区の2校で実施

 ナゾンベ教育区における実践活動は1校で教室の床補修が完了しました(10月までに4校で完了)。4校での活動は低調に継続しています。当会専門家からの技術指導を早めに切り上げ、技術を学んだ父母リーダーと現地職人が、最終段階での自律的な活動が適切に展開できていないことが理由としてあげられます。今後、父母リーダーや学校関係者との話し合いを行なって適切な終了を目指します。
 クランベ教育区では、2校で、教室の床補修と男子小用トイレの建設を実施しています。

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写真は、各校での活動の様子。

 

□教員研修のためのベースライン調査・教員との合意形成―ライフスキル授業を観察、生徒および教員への聞き取り

 教員研修のためのベースライン調査ならびに教員との合意形成として、1日で、ライフスキル授業の観察、授業直後の生徒からの聞取り調査、ライフスキル教員への聞取り調査を1日で実施。ナゾンベ教育区の2校、ナゾンベ教育区の4校で実施しました(現在までに、ナゾンベ教育区11校全校、クランベ教育区12校のうち10校で実施)。

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2024年12月10日 (火)

マラウイでの活動報告―2024年10月

CanDoはマラウイ共和国パロンベ県の初等学校において、ライフスキル教育を基盤とした教育と健康・安全を保障する活動形成事業を2023年12月に開始。JICA草の根技術協力の受託事業で、県の9教育区のうち4教育区が対象、事業期間は3年間です。父母リーダーへの研修とその後の活動形成、および教員への研修を行ないます。前半の1年半の活動地は、モザンビーク国境に接したナゾンベ教育区(11校)とクランベ教育区(12校)です。


□ 父母リーダーによる学校活動―行動計画づくりと覚書締結

 父母リーダーによる学校活動について、クランベ教育区の12校で13回の当会と父母リーダーとの行動計画づくりの協議を実施しました(9月に11回)。そのうち、9月の2校に続いて、2校で当会との覚書締結を行ないました。
 行動計画では、父母リーダーが子どもの教育・健康・安全に関する具体的な課題を確認し、その改善のために、資機材購入費100米ドルの範囲でできるする2つの活動を提案します。そして、保護者会議で行動計画を説明し、保護者はうち1つを選んで実施します。作成過程に当会スタッフも関わることで、父母リーダーが100米ドルでの活動を子どもの課題や研修で学んだことと関連付けて把握すること、一般保護者との関係作りを進めることを目指しています。

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写真は、父母リーダーと当会スタッフとの協議の様子。


□父母リーダーによる保護者向け学習会の開催

 当会が父母リーダーに期待する役割のひとつは、一般の保護者向けに学習会を開催して、研修で理解を深めた、子どもの教育と健康・安全に関する課題と対処法を分かりやすく伝えることです。研修で使用した補助教材のチェワ語版を活用します。当会は必要数を印刷して持ち込み、学習会を観察します。スタッフが参加できない場合は、父母リーダーから実施報告書を提出してもらう方法で進めていますが10月はナゾンベ教育区、クランベ教育区ともに低調で、クランベ教育区の1校の開催にとどまりました。「栄養」および「エイズの治療・予防について」、父母リーダー4人が発表に取り組み、144人の保護者が参加しました(7月には「子どもの保護」で実施)。

 

□教員研修のためのベースライン調査・教員との合意形成―ライフスキル授業を観察、生徒および教員への聞き取り

 教員研修のためのベースライン調査ならびに教員との合意形成として、1日で、ライフスキル授業の観察、授業直後の生徒からの聞き取り調査、ライフスキル教員への聞き取り調査をナゾンベ教育区の3校で実施しました(現在までに、ナゾンベ教育区11校のうち9校、クランベ教育区12校のうち6校で実施)。

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写真は各校のライフスキル授業の様子


□父母リーダーによる学校活動―ナゾンベ教育区の2校で活動計画を実践

◆マンガジ校
(8月26日 覚書締結/9月23日 最初の資材供与/10月9日 活動完了)
 父母リーダーから、活動計画で子どもが抱える課題として2点が提示されました。
①清潔でない教室の床に座ることによる疾病 ②生理ナプキン交換室の不足による、生理期間中の女子生徒の欠席
 次に100米ドルで取り組める活動として、次の2つが提案されました。
①8年生の教室の床補修 ②生理ナプキン交換室の補修
 一般保護者は①8年生の教室の床補修を選びました。当会は資材としてセメント(50kgを与し、学校側は負担:セメント(50kg)2袋、現金MWK5,000を負担し、1教室の床補修が行なわれました。
 
◆チタオタオ校
(8月20日 覚書締結/9月6日 最初の資材供与/10月28日 活動確認)
 提示された子どもが抱える課題は、①机の不足 ②ホコリによる疾病、③教室でのケガ。提案された活動は、①机の修理 ②教室の床補修。一般保護者は①机の修理を選びました。当会は資材として、木材(1*8*108インチ)88枚、ボルト・ナット216組を供与しました。机・いす(一体型)15脚の修理を確認しました(残りの木材38枚はボルト・ナット60組)。

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写真は修理が完了した机―右上は壊れた机・いすでいっぱいの教室内(8月20日撮影)

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