« 2025年1月 | トップページ | 2025年5月 »

2025年4月24日 (木)

マラウイでの活動報告―2025年3月

CanDoはマラウイ共和国パロンベ県の初等学校において、ライフスキル教育を基盤とした教育と健康・安全を保障する活動形成事業を2023年12月に開始。JICA草の根技術協力の受託事業で、県の9教育区のうち4教育区が対象、事業期間は3年間です。父母リーダーへの研修とその後の活動形成、および教員への研修を行ないます。前半の活動地は、モザンビーク国境に接したナゾンベ教育区(11校)とクランベ教育区(12校)です。

□教員研修の準備

ナゾンベ教育区において、全10回のライフスキル教員研修の参加教員を確定する登録書を全11校の校?から受け取りました。各校10名のライフスキル教員を登録します。研修内容に沿って研修ごとに5名の出席予定教員も選定してもらいました。

研修手順書の作成については、パロンベ教員養成大学(TTC)講師、ナゾンベ教育区教員開発センター助手(ACCO)および、各研修の講師となる県専門行政官と様々な形で打ち合わせを行ないました。

3月12日に研修開始を予定していましたが、その前後に熱帯低気圧の通過が予報され、学校も休校となったため、1週間延期し、3月19日から開始しました。
写真は、県社会福祉局前で講師による事前打ち合わせ。

2503_mtng

□ライフスキル教員研修

ナゾンベ教育区でのライフスキル教員研修を開始し、10回の研修のうち4回を実施しました。テーマは、①ライフスキル教育 ②対立を避ける ③性の発達を理解する ④性的な関係を避ける。
研修は3時間で、前半に関係分野の県専門行政官による講義で知識を伝えます。後半はナゾンベ教育区教員開発センター助手(ACCO)が、ライフスキル教科書で取り上げられている関連する学習活動を実施します。パロンベ教員養成大学(TTC)講師が適宜、補足説明をし、また、総括を担当します。

ACCOは1回目の研修を担当しましたが、2回目は急用で欠席したため、ナゾンベ校副校?が代理で実施しました。ファシリテーション技能が高いことから、引き続き担当することとなりました。
写真は、教科書に記載されている教員による女子生徒へのハラスメントのストーリーの役を参加教員が演じているところ。

2503_tr

□ミテケテ教育区での父母リーダー育成の合意形成

2月にミテケテ教育区の全8校に配布した活動参加の学校申請書と父母リーダー個別申請書の書類一式を7校から受け取りました。
写真は申請書の受け取りの様子。

2503_shinseisho_20250424161501

□コンゴロニ教育区での父母リーダー育成の合意形成

ナゾンベ教育区、クランベ教育区、ミテケテ教育区に次いで、後半の事業対象のもう1区のコンゴロニ教育区において、合意形成を開始しました。
3月20日、コンゴロニ教育区教育官に当会の紹介、本事業の概要、父母リーダー育成と学校活動について説明し、当会が各校を訪問して合意形成を行なうことで合意しました。教育官は、当会の先行事業である住民参加型教室建設を実施した学校の当時の校?でした。当会事業の主旨であるボランタリーな参加を理解し、賛同しているので、協力する、との発言がありました。
実際の学校訪問については、後日、日程を相談することで合意しました。

 

| | コメント (0)

2025年4月23日 (水)

マラウイでの活動報告―2025年2月

CanDoはマラウイ共和国パロンベ県の初等学校において、ライフスキル教育を基盤とした教育と健康・安全を保障する活動形成事業を2023年12月に開始。JICA草の根技術協力の受託事業で、県の9教育区のうち4教育区が対象、事業期間は3年間です。父母リーダーへの研修とその後の活動形成、および教員への研修を行ないます。前半の活動地は、モザンビーク国境に接したナゾンベ教育区(11校)とクランベ教育区(12校)です。

□父母リーダーによる学習会の開催―フォローアップ会議と学習会

研修を修了した父母リーダーによる、一般保護者向けの学習会の開催が低調であるため、昨年11月に始めたリーダー、チーフ、学校関係者とのフォローアップ会議を継続し、1校で実施しました(1月までに15校)。
フォローアップ会議では父母リーダーの活動意欲は確認できて、継続した取り組みを促してはいるのですが、顕著な状況改善にはつながっていません。今後、ライフスキル教員との連携、15分程度の短い学習会の実施手順書の形成、父母リーダーへの追加の集合研修などを検討していきます。

□父母リーダーによる学校活動の実践

父母リーダーによる行動計画に基づく、資機材費100米ドルを当会が供与して実践する活動の進捗状況は、覚書締結がすんでいる全23校のうち、活動が完了したのは11校。9校が継続中、3校が開始前となっています。

写真は、クランベ教育区タル校で生理ナプキン交換室付きトイレの通路を補修した状況。

2502_toilet_r

□教員研修の準備

ナゾンベ教育区において、ライフスキル教員研修の研修計画を確定しました。県教育局の承認を得て、講師を担当する県の各専門行政官の参加の確認を行ないました。ナゾンベ教育官と、研修内容と実施体制、校?の役割と参加教員の選定方法について確認し、3月12日からの10日間の研修日程を確定しました。

その後、全11校を個別に訪問して、校長に研修内容の説明を行ない、参加教員の登録用紙を配布しました。うち10校が研修に参加する教員を確定し、登録を完了しました。

並行して、研修手順書の作成をパロンベ教員養成大学講師と進めました。研修でライフスキル教育の学習活動の実施を担当する、ナゾンベ教育区教員開発センター助手(ACCO)も作成メンバーとして新たに参加しました。

写真は、教育開発センターにおける、ACCOとの研修手順書の作成。

2502_teacher

□ミテケテ教育区での父母リーダー育成の合意形成

ミテケテ教育区(8校)の初等学校2校で、父母リーダー研修の合意形成のための会議を開催しました。学校関係者に当会が活動方針および父母リーダーの役割を説明。その情報に基づいて参加について話し合います。1月の6校と合わせて、全8校での合意を得ました。
各校に、学校として活動に参加する申請書、および父母リーダー研修の参加希望者の個別申請書を配布しました。

 

| | コメント (0)

2025年4月22日 (火)

マラウイでの活動報告―2025年1月

CanDoはマラウイ共和国パロンベ県の初等学校において、ライフスキル教育を基盤とした教育と健康・安全を保障する活動形成事業を2023年12月に開始。JICA草の根技術協力の受託事業で、県の9教育区のうち4教育区が対象、事業期間は3年間です。父母リーダーへの研修とその後の活動形成、および教員への研修を行ないます。前半の活動地は、モザンビーク国境に接したナゾンベ教育区(11校)とクランベ教育区(12校)です。

□父母リーダーによる学習会の開催―フォローアップ会議と学習会

研修を修了した父母リーダーによる、一般保護者向けの学習会の開催が低調であるため、昨年11月に始めたリーダー、チーフ、学校関係者とのフォローアップ会議を継続し、1月2日から7日にかけて7校で実施しました(11月4校、12月4校)。
1月6日から新学期が始まるので、保護者が学校に来る機会があるこの時期の学習会開催を目指しましたが、1月22日のナマパタ校(クランベ教育区)での1回の開催にとどまりました。

2501_ws

□教員研修のためのベースライン調査と教員との合意形成

ベースライン調査ならびに教員との合意形成として、ライフスキル授業を観察し、授業後、生徒から、そしてライフスキル教員からの聞取り調査を1日で行ないます。クランベ教育区の2校で実施し、ナゾンベ教育区、クランベ教育区の全23校で完了しました。

□ミテケテ教育区での父母リーダー育成の合意形成

3年間の事業の後半の対象となる2教育区のうち、ミテケテ教育区(8校)での合意形成の第一段階として、12月に開始した学校訪問を1月10日に完了しました。校?、ライフスキル教員、所在地チーフ、学校運営委員会議?など、中心となる学校関係者に事業の説明を行ないました。
次の段階として、中心となる関係者に加え、学校運営員会(SMC)委員、その下位委員会であるPTAや母親会の委員など、学校関係者との正式な合意形成会議を6校で開催しました。うち4校での会議には、当会事業を訪問中のJICA海外協力隊員がオブザーバーとして参加しました。

□父母リーダーによる学校活動―行動計画作りと覚書締結

◆ナンビティ校(ナゾンベ教育区)
―2024年12月5日 覚書締結/12月12日 最初の資材供与/2025年1月15日 活動完了―
父母リーダーが行動計画で提示した子どもが抱える課題
①電気(灯り)がなく学習できる時間が制限されていること ②教室の床の損傷
次に提案した、100ドルで取り組める2つの活動
①電灯線配線と電灯の設置 ②教室の床の補修
一般保護者は、①電灯線配線と電灯の設置を選びました。
当会は、電線管(4m)17本、継手10個、接続ボックス13個、支持金具16個、木ねじ1箱、釘0.5kg、電球8個、コンセント6個、丸型カバー8個、ガラスカバー4個、電線20m*2(黒赤)、スイッチ2個、テープ1個、ソケットブレーカー1個を供与。
校長室から教室への電灯線延長し、2教室での配線が行なわれ、教室内外の電灯が設置されました。

2501_r

◆マカワニ校(クランベ教育区)
―2024年11月25日 覚書締結/12月12日 最初の資材供与/2025年1月9日 活動完了―
父母リーダーが行動計画で提示した子どもが抱える課題
①衛生的な小用(排尿)トイレの不足 ②教室のドアの不足
次に提案した、100ドルで取り組める2つの活動
①女子用小用トイレの建設 ②教室のドアの設置
一般保護者は、①女子用小用トイレの建設を選びました。
当会はセメント(50kg)8袋を供与。セメント(50㎏)1袋、排水管、レンガは学校が負担。
女子用小用トイレ1棟を建設、トイレの便槽までの下水パイプが敷設されました。

◆ムロザ校(クランベ教育区)
―2024年10月29日 覚書締結/12月28日 最初の資材供与/2025年1月19日 活動完了―
父母リーダーが行動計画で提示した子どもが抱える課題
①机の不足による学習の困難さ ②トイレの壁の不足、③キッチンの不足
次に提案した、100ドルで取り組める2つの活動
①机の修理 ②男子小用トイレの建設
一般保護者は、①机の修理を選びました。
当会は、木材(1*8*108インチ)66枚、ボルト・ナット約1.5kg、釘(2インチ)約3.2kg、刷毛、紙やすり、ニス、木工用接着剤を供与。
机37台が修理されました。

◆ナマタパ校(クランベ教育区)
―2024年11月19日 覚書締結/2025年1月2日 最初の資材供与/1月23日 活動完了―
父母リーダーが行動計画で提示した子どもが抱える課題
①教室の床のくぼみによるケガ ②トイレの不足による衛生環境の悪化 ③教室の椅子の不足による出席率の低下
次に提案した、100ドルで取り組める2つの活動
①教室の床の補修、②生徒用の椅子の購入
一般保護者は、①教室の床の補修を選びました。
当会は、セメント(50kg)8袋を供与。1袋を学校が負担。
2教室の床、ベランダ1か所を補修、斜路1本を設置しました。

| | コメント (0)

« 2025年1月 | トップページ | 2025年5月 »