マラウイでの活動報告―2025年5月
CanDoはマラウイ共和国パロンベ県の初等学校において、ライフスキル教育を基盤とした教育と健康・安全を保障する活動形成事業を2023年12月に開始。JICA草の根技術協力の受託事業で、県の9教育区のうち4教育区が対象、事業期間は3年間です。父母リーダーへの研修とその後の活動形成、および教員への研修を行ないます。最初に活動する2教育区は、モザンビーク国境に接した南部のナゾンベ教育区(11校)とクランベ教育区(12校)。次は、北部のミテケテ教育区(8校)とコンゴロニ教育区(12校)が対象になります。
□父母リーダーによる学習会の開催―個別会議と学習会の開催
父母リーダーには、研修で得た子どもの教育や健康・安全に関する知識や視点を保護者に伝える意欲はあるものの、学習会の開催はさまざまな困難に直面しています。ナゾンベ教育区において4月に続き、教員研修の機会に各校を訪問して、父母リーダーと研修に参加しているライフスキル教員代表、チーフとの個別会議を行ない、学習会の開催につながる協力について話し合いました。
その後、保護者対象の学習会が1校で、村人対象の学習会が2校3村で開催されました。
そのうち1村のマンバラ校の通学圏内ナマンガレ村では、父母リーダー6人がチーフの了承を得て、保健局による月1回の5歳未満児対象の移動クリニックの日に、教会で村人向け学習会を開催しました(父母リーダーによると、当会には報告していないけれども、4月にも学習会を開催したとのこと)。テーマはHIV/エイズの予防と治療で、村人48人が参加しました。
□ライフスキル教員研修
ナゾンベ教育区において3回の研修を行ない、全10回の研修を完了しました。
テーマは、⑧ジェンダー平等とエンパワーメント ⑨文化的多様性と配慮 ⑩災害の予防と影響の緩和。
研修は3時間で、前半に関係分野の県専門行政官が知識の講義、後半はナゾンベ教員開発センター助手の代理としてナゾンベ校副校長が、ライフスキル教科書で取り上げられている関連する学習活動を実施。パロンベ教員養成大学(TTC)講師が補足説明と総括を担当しました。
累計出席率は98.7%。
□ミテケテ教育区で父母リーダー研修の準備―父母リーダー会議と質問票による調査
父母リーダー研修の準備とし1校を訪問し、父母リーダー候補に活動について説明して参加意思の確認を行なう会議を開催し、合わせて父母リーダー候補への質問票調査を実施しました。全8校で完了。
8校のうち3校を抽出して学校関係者55人への質問票調査を実施。3校のそれぞれ通学圏3村での村人54人への質問票調査を完了しました。
写真はニェゼレラ校通学圏カムラ村での質問票調査。
□ライフスキル教科書・教員ガイドの供与
ミテケテ教育区で、5月21日・22日に全8校へのライフスキル教科書と教員ガイドを供与しました。マラウイ教育研究所で一部在庫切れとのことでしたが、その後、不足分を確保できたため、6月に追加供与します。
供与するのは、2年生から8年生まで7学年分で、各学年教科書33冊、教員ガイド3冊。うち、教科書3冊、教員ガイド1冊は、父母リーダー用で開催する学習会の準備資料で、教科書30冊、教員ガイド2冊は、学校用でライフスキル授業において活用します。
□父母リーダー研修
ミテケテ教育区で父母リーダーへの子どもの教育と保健・安全と伝達方法集合研修の第1回と第2回を実施しました。対象は各校10人の80人。
テーマは、①ライフスキル教育 ②水、衛生および衛生教育(WASH)。
2回の累計出席率は96.9%でした。
ナゾンベ教育区、クランベ教育区に続いて、3つ目の対象教育区となります。並行して、研修手順書の改訂、追加資料の作成、PLが保護者向け、村人向け学習会を実施する際の資料となるケーススタディなどの作成を進めています。
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