マラウイでの活動報告―2025年6月
CanDoはマラウイ共和国パロンベ県の初等学校において、ライフスキル教育を基盤とした教育と健康・安全を保障する活動形成事業を2023年12月に開始。JICA草の根技術協力の受託事業で、県の9教育区のうち4教育区が対象、事業期間は3年間です。父母リーダーへの研修とその後の活動形成、および教員への研修を行ないます。最初に活動する2教育区は、モザンビーク国境に接した南部のナゾンベ教育区(11校)とクランベ教育区(12校)。次は、北部のミテケテ教育区(8校)とコンゴロニ教育区(12校)が対象になります。
□クランベ教育区で父母リーダーによる村人向け学習会を開催
父母リーダーが、学校で保護者へ、村で村人へ、子どもの教育や健康・安全に関する知識や視点を伝える学習会は、開催の意欲はあるものの、さまざまな困難に直面しています。そのような状況でも、当会への連絡はなくても、自律的に学習会を開催している事例もあります。
クランベ教育区ナマパタ校の通学圏のペトロモラ集合村のチソモ保育園で、水・衛生・衛生教育の学習会が開催されました。この父母リーダーは、同じ場所でこれまで栄養、そして子どもの発達について、と継続して学習会を開催したとのこと。その2回の実施報告書を受け取りました。
□ミテケテ教育区で父母リーダー研修を実施
ミテケテ教育区で父母リーダーへの子どもの教育と保健・安全と伝達方法集合研修の第3回から第10回を実施しました。
テーマは、③栄養 ④子どもの発達 ⑤⑥子どもの保護 ⑦意思決定と問題解決 ⑧⑨エイズ ⑩社会のなかの脆弱な人々です。
父母リーダーは、8校から計80人で、10回までの累計出席率は95.0%となりました。
ナゾンベ教育区、クランベ教育区に続いて、3つ目の対象教育区となります。並行して、研修手順書の改訂、追加資料の作成、父母リーダーが学習会を実施する際の材料となる、短い物語と質問の作成を研修テーマごとに進めています。
□ミテケテ教育区で父母リーダーによる学習会を開催
ミテケテ教育区で父母リーダーと並行して、研修で学んだことを通して、子どもの教育や健康・安全に関する知識や視点を伝える学習会の開催を促しました。
学校における学習会は、5校5回実施されました。うち3校3回が子ども向け(下の写真)、2校2回が保護者向けの学習会です。
村人向け学習会は、2校2村で実施されました。
□ナゾンベ教育区とクランベ教育区での父母リーダーの学校活動
子どもの教育・健康・安全のための行動計画に基づく、資機材費100 米ドルを供与して実施する学校活動は、1校で床補修活動が完了しました。
6月末時点での進捗状況は、契約した2教育区の全23 校のうち、完了したのは16校、継続しているのが7校となっています。
完了した5校の詳細です。
◆チタオタオ校(ナゾンベ教育区)
―2024年8月20日 覚書締結/9月6日 最初の資材供与/2025年4月23日 活動完了―
父母リーダーが行動計画で提示した子どもが抱える課題は、①机の不足 ②ホコリによる疾病 ③教室でのケガ。次に提案した活動は、①机の修理、②教室の床補修。①机の修理、を選びました。当会は、木材(1*8*108インチ)88枚、ボルト・ナット216組を供与。
机32台が修理されて、3年生~6年生で使用されています。
父母リーダーによる活動が途中で停滞しましたが、ライフスキル教員の働きかけで再開されて完了しました。
◆ルワニ校(ナゾンベ教育区)
―2024年8月16日 覚書締結/11月4日 最初の資材供与/11月19日 活動完了―
父母リーダーが行動計画で提示した子どもが抱える課題は、①机の不足 ②教室の設備の破損 ③教室の床や机の破損部分からの埃による咳。次に提案した活動は、①教室の床の補修 ②机の修理。一般保護者は、①教室の床の補修、を選びました。当会は、セメント(50kg)7袋を供与。
4教室と2ベランダの床を補修しました(完了時に報告がもれていました)。
◆チダラレ校(クランベ教育区)
―2024年12月5日 覚書締結/12月23日 最初の資材供与/2025年3月21日 活動完了―
父母リーダーが行動計画で提示した子どもが抱える課題は、①破損した床 ②破損したドアと机。次に提案した活動は、①床の補修 ②ドアの修理。一般保護者は、①教室の床補修、を選びました。当会は、セメント(50kg)8袋を供与(不足分の6,600マラウイ・クワチャを学校が負担)。
2教室とベランダの床を補修しました。
◆リカナニ校(クランベ教育区)
―2024年10月31日 覚書締結/2025年4月26日 最初の資材供与/4月29日 活動完了―
父母リーダーが行動計画で提示した子どもが抱える課題は、①破損した床によるケガ ②床の状態が悪く快適に座れないこと ③ 読む場所の不足。次に提案した活動は、①床の補修 ②太陽光発電と照明の設置。一般保護者は、①太陽光発電と照明の設置、を選びました。当会は、太陽光パネル、蓄電池付メーター、電球4個を供与。
太陽光発電と電灯が設置されました。同校の活動運営計画の策定に時間を要しました。
活動運営計画(3月11日作成): 一般保護者会議を開催して、この運営計画を説明/自習に参加する子どもを登録/子どもは、何か問題が生じた場合は意見箱を利用/教員、父母リーダー、学校関係者が、自習中の見守りをする/子どもは、集団で帰宅/保護者が、子どもの自習に付き添うよう促すこと。
◆ペレメ校(クランベ教育区)
―2024年11月5日 覚書締結/2025年4月24日 最初の資材供与/4月29日 活動完了―
父母リーダー行動計画で提示した子どもが抱える課題は、①机と先生の不足、②読み物が不足していること。次に提案した活動は、①太陽光発電の設置、②壊れた机の修理。一般保護者は、①太陽光発電と照明の設置、を選びました。当会は、太陽光パネル、蓄電池付メーター、電球4個を供与。
太陽光発電と電灯が設置されました。当会の対応の遅れにより資材供与が遅延しました。
活動運営計画(1月7日作成): 子どもの自習参加を希望する保護者は、学校に来て登録/父母リーダーと教員が自習中の見守りをし、学校守衛および警察の協力を確認/自習に参加する際は保護者が付き添う/付き添いがない子どもは、集団で移動/開始時と終了時に出欠をとる。







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