2021年3月18日 (木)

3月20日(土)CanDo報告会を開催します

直前になってしまいましたが、明後日に開催する報告会についてお知らせします。

当会は20年のケニア共和国で活動の経験を生かし、初等学校の教室不足など教育の問題が深刻なマラウイ共和国において、2019年、外務省日本NGO連携無償資金協力(N連)による「パロンベ施設改善に関する初等学校保護者の参加意識の強化事業」を開始しました。

一般保護者向け、そして選出された建設リーダーへの研修の後、倉庫建設に取り組んで、昨年3月、12校で完成しました。

4月、コロナ禍のため日本人スタッフは緊急帰国しましたが、マラウイ人スタッフとオンラインで会議を重ねて、5月にはもう1校で倉庫が完成し、監査と完了報告を終え、次の取り組みに向けた準備を進めました。

2021年2月、N連による「パロンベ県初等学校保護者による教室建設事業」が始まりました。

事業責任者の永岡がこれまでの活動を報告し、これからの計画について話します。

日時: 2021年3月20日(土)15:00~16:30  *14:50に開場します。
会場: Zoomを利用したオンライン

参加費: 無料

申し込み方法
メールで、お名前(ふりがな)、所属先(任意)、アドレスを記入のうえ、件名を「CanDo報告会 参加申し込み」として、3月19日(金)18:00までに、次のアドレスに送信してください(担当・問い合わせ先: 佐久間)。送信先:tokyo@cando.or.jp

当日、10:00までにZoomに接続するURLとIDをお知らせします(参加の方法については、次のウェブサイトを参照してください)。ミーティングに参加する – Zoom ヘルプセンター

20210320_nagaoka

|

2014年7月23日 (水)

7/23(水)CanDo勉強会2014・東京 第6回:ムインギの小学校でのエイズ教育・早期性交渉予防研修

今回も当日の投稿になってしまいましたが、CanDo勉強会2014・東京<全6回>の最終回のご案内を送ります。

本勉強会では、ケニアでの事業責任者を16年半、兼任してきた当会代表理事の永岡宏昌が、ケニアの人々が抱える課題について、歴史的経緯をふまえて紹介し、解決に向けた人々の取り組み、CanDoの活動の成功・失敗の事例を通して、外部者による協力の課題と可能性について考えてきました。

第6回のテーマは、ムインギの小学校でのエイズ教育・早期性交渉予防研修。

ケニア政府は、エイズ問題への対処の一環として、小学校でのエイズ教育に本格的に取り組んでいます。2003年の学習指導要領の改訂では、全学年のさまざまな教科で、繰り返し、多面的に、エイズ問題を教える「エイズ教科主流化」を実施しました。一方、当会が事業地のムインギで学校の保健調査を行なった2004年、このエイズ教科主流化にかかわらず、さまざまな理由からエイズ教育の実践状況は低調でした。

今回は、小学校のエイズ教育の概要と、地域の教員がエイズ教育を躊躇する社会的な状況を説明します。そして、当会が実施している教員対象のエイズ教育研修を紹介し、教室の中にエイズの影響を受けた生徒がいることを前提としていない教科書の記述の課題などを提示します。また、研修を受けた教員が実施したエイズ公開授業や、エイズに関する子ども発表会の映像を紹介し、エイズ教育の意義について話し合いたいと思います。

最後に、小学生の妊娠とその結果の中退の問題に対して教育局の依頼で当会が始めた、小学校での早期性交渉予防研修について紹介します。

講師紹介: 1998年の設立時から、CanDo代表理事。事業責任者として1年の半分をケニアで暮らす。早稲田大学法学部で地域研究(アフリカ)の授業を担当(2000年~)。2013年12月、在ケニア日本大使より「わが国とケニア共和国との相互理解及び友好親善への寄与」を表彰される。

日時: 2014年7月23日(水)19:00~21:00
会場: 文京区民センター 3-D会議室  東京都文京区本郷4-15-14 03(3814)6731
地図: http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754
交通機関: 都営三田線・大江戸線「春日駅A2出口」徒歩2分/東京メトロ丸ノ内線「後楽園駅4b出口」徒歩5分、南北線「後楽園駅6番出口」徒歩5分/JR「水道橋駅東口」徒歩15分

参加費: 資料代として1回500円(CanDo会員は無料)
定員:  30人

直接、会場にお越しください。

| | コメント (0)

2014年7月16日 (水)

7/16(水)CanDo勉強会2014・東京 第5回:エイズ基礎知識、ムインギでの課題と住民へのエイズ教育

当日のご案内になってしまい、申しわけありません。午後7時から勉強会を開催します。

5回のテーマは、エイズ基礎知識、ムインギでの課題と住民へのエイズ教育。

ケニア政府の調査によると、国民の十数人に1人は、エイズの原因となるウイルス、HIVに感染した陽性者となっているようです。当会が10年前にエイズ関連の事業を開始したムインギ地域においても、住民がエイズを「自らの深刻な問題」と感じるくらい、エイズが日常化した状態にありました。エイズに関して「不道徳の病」「宗教的な罪」「不治の病」「コンドームで予防できない性感染症」など、その脅威を強調する情報が流布され、危機意識は高まっていました。そのことが逆に、十分な知識をもってエイズに向かう、住民の対処意識の形成を妨げているようにみえました。

今回は、まず、エイズに関する理科的知識と社会問題としての側面など基礎知識および、ケニアにおけるエイズ状況を概観します。そして、当会が地域住民を対象に実施している、さまざまなエイズ教育、住民から住民へエイズを包括的に教えることができるエイズリーダーの育成、危機意識と対処意識の乖離を埋めるための試行錯誤を紹介します。

講師紹介: 1998年の設立時から、CanDo代表理事。事業責任者として1年の半分をケニアで暮らす。早稲田大学法学部で地域研究(アフリカ)の授業を担当(2000年~)。201312月、在ケニア日本大使より「わが国とケニア共和国との相互理解及び友好親善への寄与」を表彰される。

日時: 2014716日(水)19:0021:00
会場: 文京区民センター 3-D会議室  東京都文京区本郷4-15-14 03(3814)6731
地図: http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754
交通機関: 都営三田線・大江戸線「春日駅A2出口」徒歩2分/東京メトロ丸ノ内線「後楽園駅4b出口」徒歩5分、南北線「後楽園駅6番出口」徒歩5分/JR「水道橋駅東口」徒歩15

参加費: 資料代として1500円(CanDo会員は無料)
定員:  30

申し込み方法: メールに以下の内容を記入のうえ、件名を「CanDo勉強会の参加申し込み」として(特活)アフリカ地域開発市民の会 tokyo@cando.or.jp まで送信してください(担当 久保内)

**************************

CanDo
勉強会2014・東京 第5回への参加を申し込みます。

お名前(ふりがな):
ご所属:
ご連絡先(E-mail):
参加を希望する理由(*任意):

**************************

6回目の開催日とテーマ】
7
23日(水) 第6回:ムインギの小学校でのエイズ教育・早期性交渉予防研修
*時間は19:0021:00、会場は3-D会議室で同じです。


| | コメント (0)

2014年7月 4日 (金)

7/9(水)CanDo勉強会2014・東京 第4回:ムインギにみる生活と環境問題、小学校での活動

4回のテーマは、ムインギにみる生活と環境問題、小学校での活動。

ムインギは、降水量の少ない半乾燥地で、住民の多くは、天水に頼った畑作と周辺の草に頼った粗放的牧畜を組み合わせて生存をはかっています。干ばつに見舞われることも多く、CanDoが活動を開始してからは、1999年、2006年、2009年、2011年と深刻な干ばつが発生しました。農作物生産の壊滅的な不作や、2009年の干ばつではウシなどの家畜の餓死による保有量の減少もみられました。そのような環境で住民の貧困化が進み、子どもの栄養状態の悪化につながっていると推測されます。

この状況の中で、住民は、現金収入を得られる木炭生産や、焼畑による畑地の拡大など、短期的な利益を目指すことで、長期的には土地荒廃につながる土地利用を広範に行なっています。過去に取り組まれた国際援助機関による環境保全プロジェクトでは、貧困対策も兼ねて、住民に労働参加を求める見返りとして食料を供与するフード・フォー・ワーク(FFW)手法がとられました。その結果、本来、長期的な視野に立って取り組むべき環境保全において、短期的な食料の獲得に住民の関心が集中することになりました。

当会は、小学校での保護者参加による環境活動の促進、土壌流出が続いている小学校の校庭や教室周りの基礎の土壌保全、辺縁地の村を定期的に訪問しての環境活動などを実施してきました。
環境の視点からみたムインギの様子を紹介し、当会の活動を紹介しつつ、住民の生存を保障する持続的な土地利用の可能性について考えたいと思います。

講師紹介: 1998年の設立時から、CanDo代表理事。事業責任者として1年の半分をケニアで暮らす。早稲田大学法学部で地域研究(アフリカ)の授業を担当(2000年~)。201312月、在ケニア日本大使より「わが国とケニア共和国との相互理解及び友好親善への寄与」を表彰される。

日時: 201479日(水)19:0021:00
会場: 文京区民センター 3-D会議室  東京都文京区本郷4-15-14 03(3814)6731
地図: http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754
交通機関: 都営三田線・大江戸線「春日駅A2出口」徒歩2分/東京メトロ丸ノ内線「後楽園駅4b出口」徒歩5分、南北線「後楽園駅6番出口」徒歩5分/JR「水道橋駅東口」徒歩15

参加費: 資料代として1500円(CanDo会員は無料)。
定員:  30

申し込み方法:  メールに以下の内容を記入のうえ、件名を「CanDo勉強会の参加申し込み」として(特活)アフリカ地域開発市民の会 tokyo@cando.or.jp まで送信してください(担当 久保内)


**************************

CanDo
勉強会2014・東京 第4回への参加を申し込みます。

お名前(ふりがな):
ご所属:
ご連絡先(E-mail):
参加を希望する理由(*任意):

| | コメント (0)

2014年6月30日 (月)

7/2(水)CanDo勉強会2014・東京 第3回:後退するケニアの無償教育、ムインギでの参加型教室建設

CanDoでは全6回の勉強会を6月25日から開催しています。

第3回のテーマは、 後退するケニアの無償教育、ムインギでの参加型教室建設。

ケニアの「教育」のうち、小学校・幼稚園(フォーマル教育)について考えます。まず、植民地化と西洋近代教育、独立からの全ての国民への教育の普及の進展、そして、2003年から始まった小学校の完全な無償教育が破たんしつつある現状を報告します。

次に当会の参加型教室建設について話します。これまで地域の54小学校で保護者とともに69教室を造りました。近年、ムインギでは、子どもたちにとって小学校に通うことが大変だった遠隔地に、住民の努力で新たに小さな公立小学校が設立されています。住民自身によって教室の建設を続けていくことになる、このような小学校への協力を行なっています。

ひとつの教室を造ることは、住民にとっても、当会にとっても大変な仕事です。中でも焦点は、住民が事業を通じて様々な能力を向上させ、将来にわたって自分たちで教室を造り続けていけるようになることです。そのためには、住民が計画を立て、みんなで合意し、実行に移していく力、地域にある建設に使える資材を見極める力、建設工程全体への理解、資材・資金の管理、建設職人の適正報酬での雇用と監督など、様々な能力を高めていくことが必要です。そして、実際の活動で課題に遭遇して、自分たちで課題の分析と解決策を話し合い、合意を形成していく成功体験が、重要だと考えています。建設の過程で、次第に、保護者が「運営」を意識するようになり、学校運営全般への参加・能力向上につながっていきます。

また、小学校への支援状況が、政治や行政施策、援助の都合で、不安定に変化するため、保護者が子どもへの教育機会の保障に参加する必要があることを紹介します。

講師: 永岡宏昌(CanDo代表理事兼事業責任者)

日時: 201472日(水)19:0021:00

会場: 文京区民センター 3-D会議室

参加費: 資料代として1500円(CanDo会員は無料)

申し込み方法: ウェブサイトをご覧ください。http://www.cando.or.jp/japan_n.html

***

第1回と第2回の案内は、ウェブサイトをご覧ください。また、2010年の勉強会の内容をもとにまとめた電子ブック『ケニアの人々―その抱える課題と参加型協力の役割』をご参照ください。http://www.cando.or.jp/kenya/

 

| | コメント (0)

2013年10月 2日 (水)

10月5日・6日、グローバルフェスタJAPAN 2013に出展

CanDoは、週末、恒例の国際協力のイベントに出展して、パネルでの活動紹介、物品販売のほか、サイザル(麻に似た丈夫な繊維)のかご編みの体験の場を設けます。

ご関心のある方は、ぜひお立ち寄りください。

開催日時: 10月5日(土)、6日(日)  両日とも 10:00~17:00

会場: 日比谷公園

テントの位置: スカイエリア S-18a  *日比谷公会堂前の広場

グローバルフェスタのウェブサイト: http://www/gfjapan/com/

| | コメント (0)

2013年7月22日 (月)

7/26 CanDo勉強会・東京―ムインギの小学校でのエイズ教育・早期性交渉予防研修

勉強会(全6回)の最後、第6回を7月26日(金)に開催します。

 

【第6回:ムインギの小学校でのエイズ教育・早期性交渉予防研修
ケニア政府は、エイズ問題への対処の一環として、小学校でのエイズ教育に本格的に取り組んでおり、小学校全学年で繰り返し、様々な教科で、多面的に、エイズ問題を教える「エイズ教科主流化」を2003年からの学習指導要領の改訂で実施しました。

 

方、当の事業地・ムインギでは、このエイズ教科主流化にかかわらず、様々な理由から教室のなかでのエイズ教育の実践状況は低調でした。

今回は、小学校のエイズ教育の概要、地域の教員がエイズ教育を躊躇する社的な状況を説明します。そして、当が実施している教員対象のエイズ教育研修の紹介、教室のなかにエイズの影響を受けた生徒がいることを前提としていない教科書の記述の課題などを提示します。

 

また、研修を受けた教員が実施したエイズ公開授業や、エイズに関する子ども発表の映像を紹介し、エイズ教育の意義についての話し合いたいと思います。

教育局の依頼で始めた小学校での早期性交渉・妊娠予防研修についても紹介しす。

日時: 2013726日(金)19:0021:00

 

会場: 文京区民センター 3-B 会議室
所在地:東京都文京区本郷4-15-14  03(3814)6731

地図: 
http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754

交通機関:都営三田線・大江戸線「春日駅A2出口」徒歩2分、東京メトロ丸ノ内線後楽園駅4b出口」徒歩5分、東京メトロ南北線「後楽園駅6番出口」徒歩5分、JR「水道橋駅東口」徒歩15

 

講師: 永岡宏昌(CanDo代表理事)

参加費: 資料代として1500円。ただし、CanDo会員は無料。

講師略歴:
1998年よりCanDo代表、1年の半分を事業責任者としてケニアで暮らす。
2000年~現在:早稲田大学法学部で地域研究(アフリカ)の授業を担当
2005年~2008年:日本福祉大学で教育協力論の授業を担当
2009年~2012年:明治学院大学で"Aid and Development"の授業を担当


申し込み方法:
下の内容をご記入のうえメールでお申し込みください。

E
メール: tokyo@cando.or.jp  担当者: 久保内


主催: (特活)アフリカ地域開発市民の会(CanDohttp://www.cando.or.jp/


********参加申込書*********


CanDo
勉強会「第6: ムインギの小学校でのエイズ教育・早期性交渉予防研修」
への参加を申し込みます。

お名前(ふりがな):
ご所属:
会員・非会員の別:
ご連絡先:
E
メール:
参加を希望する理由:


**********************

| | コメント (0)

2013年7月14日 (日)

7/19 CanDo勉強会・東京:エイズ基礎知識、ムインギでの課題と住民へのエイズ教育

勉強会の第5回を7月19日(金)に開催します。

【第5回:エイズ基礎知識、ムインギでの課題と住民へのエイズ教育】

 ケニア政府の調査によると、国民の十数人にひとりは、エイズの原因となるウイル ス・HIVに感染した陽性者となっているようです。当会が、この10年にわたって事業 を実施してきたムインギ東県においても、地域住民がエイズを自らの深刻な問題と体 感する程度に、エイズが日常化した状態にあります。

一方、エイズに関しては、エイ ズは「不道徳の病」「宗教的な罪」「不治の病」「コンドームで予防できない性感染 症」など、エイズの脅威を強調する情報が流布され、エイズに対する危機意識は高ま りました。このことが、逆に、住民が、十分な知識をもってエイズに対処する対処意識の形成を妨げているようにみえます。

今回は、まず、エイズに関する理科的知識と社会問題としての側面など基礎知識および、ケニアにおけるエイズ状況を概観します。そして、当会が地域住民を対象に実施している様々なエイズ教育と、危機意識と対処意識の乖離を埋めるための試行錯誤を紹介します。

日時: 2013719日(金)19:0021:00

会場: 文京区民センター 3-C会議室
所在地:東京都文京区本郷4-15-14 03(3814)6731

地図: http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754

交通機関:都営三田線・大江戸線「春日駅A2出口」徒歩2分、東京メトロ丸ノ内線 「後楽園駅4b出口」徒歩5分、東京メトロ南北線「後楽園駅6番出口」徒歩5分、 JR「水道橋駅東口」徒歩15

講師: 永岡宏昌 (CanDo代表理事)

参加費: 資料代として1500円(CanDo会員は無料)

講師略歴: 
1998年よりCanDo代表、1年の半分を事業責任者としてケニアで暮らす。
2000年~現在:早稲田大学法学部で地域研究(アフリカ)の授業を担当
2005年~2008年:日本福祉大学で教育協力論の授業を担当
2009年~2012年:明治学院大学で"Aid and Development"の授業を担当

申し込み方法: 
以下の内容をご記入のうえメールでお申込みください。

E
メール: tokyo@cando.or.jp  担当者: 久保内

主催: (特活)アフリカ地域開発市民の会(CanDohttp://www.cando.or.jp/

********参加申込書*********


CanDo
勉強会「第5: エイズ基礎知識、ムインギでの課題と住民へのエイズ教育」
への参加を申し込みます。

お名前(ふりがな):
ご所属:
会員・非会員の別:
ご連絡先:
E
メール:
参加を希望する理由:


**********************

 



| | コメント (0)

2013年7月10日 (水)

7/12 CanDo勉強会・東京―ムインギにみる生活と環境問題、小学校での活動

勉強会の第4回を7月12日(金)に開催します。

この回は当初、7月第1週に開催の予定だったところ、講師の都合により延期したことで、参加を予定されていた方にご迷惑をかけたことをお詫びします。

【第4回:ムインギにみる生活と環境問題、小学校での活動】

ムインギは、降水量の少ない半乾燥地で、住民の多くは、天水にたよった畑作と周辺の草にたよった粗放的牧畜を組み合わせて生存をはかっています。また、干ばつも続き、直近でも2006年、09年、11年と深刻な干ばつが発生し、農作物生産の壊滅的な不作が度々みられ、09年の干ばつではウシなどの家畜の餓死による保有量の減少もみられます。

そのような環境のなかで、住民の貧困化がすすみ、子どもの栄養状態の悪化につながっていると推測されます。この状況のなかで住民は、現金収入を求めての木炭生産や、焼畑による畑地の拡大など、短期的な利益をめざすことで、長期的には土地荒廃につながる土地利用を広範に行なっています。

また、過去に取り組まれた国際援助機関による環境保全プロジェクトは、住民に労働参加を求める見返りとして、貧困対策も兼ねて、食料を供与するフード・フォー・ワーク(FFW)手法がとられました。このため住民の意識のなかに、本来長期的な視野にたって取り組むべき環境保全が、短期的な食料の獲得に関心が集中することになりました。

このような状況のなかで、当会は、小学校での保護者参加による環境活動の促進、土壌流出が続いている小学校の校庭や教室周りの基礎の土壌保全、辺縁地の村を定期的に訪問しての環境活動などを実施しています。

本勉強会では、環境の視点からみたムインギの様子を紹介し、当会の環境活動を紹介しつつ、住民の生存を保障する持続的な土地利用の可能性について考えたいと思います。

日時: 2013年7月12日(金)19:00~21:00

講師: 永岡 宏昌(CanDo代表理事)

参加費: 資料代として1回500円(CanDo会員は無料)

講師略歴:
・1998年よりCanDo代表、1年の半分を事業責任者としてケニアで暮らす。
・2000年~現在:早稲田大学法学部で地域研究(アフリカ)の授業を担当
・2005年~2008年:日本福祉大学で教育協力論の授業を担当
・2009年~2012年:明治学院大学で"Aid and Development"の授業を担当

申込方法・申込先:  以下の内容をご記入のうえメールでお申し込みください。

Eメール: tokyo@cando.or.jp  担当者: 久保内

********参加申込書*********

CanDo勉強会「第4回: ムインギにみる生活と環境問題、小学校での活動」
への参加を申し込みます。

お名前(ふりがな):
ご所属:
会員・非会員の別:
ご連絡先:
Eメール:
参加を希望する理由:

**********************

場所: 文京区民センター 3-C会議室 東京都文京区本郷4-15-14  03(3814)6731    http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754

交通機関:都営三田線・大江戸線「春日駅A2出口」徒歩2分、東京メトロ丸ノ内線「後楽園駅4b出口」徒歩5分、東京メトロ南北線「後楽園駅6番出口」徒歩5分、JR水道橋駅東口徒歩15分

| | コメント (0)

2013年5月31日 (金)

6/7CanDo勉強会・東京―後退するケニアの無償教育、小学校への住民参加の意義

勉強会の第3回―全6回の前半最後、7月に後半3回―を6月7日(金)に開催します。

【第3回:後退するケニアの無償教育、小学校への住民参加の意義】

ケニアの「教育」のうち、小学校・幼稚園(フォーマル教育)について考えます。
まず、植民地化と西洋近代教育、独立からの全ての国民への教育の普及の進展と後退、そして、2003年から始まった小学校の完全な無償教育が破たんしつつある現状を報告します。

また、当会は、これまで地域の48小学校で保護者とともに61教室をつくりました。
近年ムインギでは、子どもたちにとって小学校に通うことが大変だった遠隔地に、住民の努力で新たに小さな公立小学校が設立されています。これら、設立まもなく、これから住民自身によって教室の建設を続けていくことになる小学校への協力を行なっています。

ひとつの教室をつくることは、住民にとっても、当会にとっても、大変な仕事ですが、事業の焦点は、住民が事業を通じて様々な能力を向上させ、将来にわたって自分たちで教室をつくり続けていけるようになることです。そのためには、住民が、計画をたて、みんなで合意し、実行に移していく力、地域にある建設に使える資材を見極める力、建設工程全体への理解、資材・資金の管理、建設職人の適正報酬での雇用と監督など、様々な能力を高めていくことが重要です。そして、実際の活動のなかで、課題に遭遇して、自分たちで課題の分析と解決策を話し合い、合意を形成していく成功体験が、重要だと考えています。そして、次第に、保護者が「運営」を意識するようになり、学校運営全般への参加・能力向上につながっていきます。

小学校への支援状況が、政治や行政施策、援助の都合で、不安定に変化するため、保護者が子どもへの教育機会の保障に参加する必要があることを紹介します。

日時: 2013年6月7日(金)19:00~21:00

場所: 文京区民センター 3-D会議室
      東京都文京区本郷4-15-14  03(3814)6731

地図: http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754

交通機関:都営三田線・大江戸線「春日駅A2出口」徒歩2分、東京メトロ丸ノ内線「後楽園駅4b出口」徒歩5分、東京メトロ南北線「後楽園駅6番出口」徒歩5分、JR水道橋駅東口徒歩15分

講師: 永岡 宏昌(CanDo代表理事)

主催: アフリカ地域開発市民の会(CanDo) http://www.cando.or.jp/

参加費: 資料代として1回500円(CanDo会員は無料)

講師略歴:
・1998年よりCanDo代表、1年の半分を事業責任者としてケニアで暮らす。
・2000年~現在:早稲田大学法学部で地域研究(アフリカ)の授業を担当
・2005年~2008年:日本福祉大学で教育協力論の授業を担当
・2009年~2012年:明治学院大学で"Aid and Development"の授業を担当

申込方法・申込先:  以下の内容をご記入のうえメールでお申し込みください。

Eメール: tokyo@cando.or.jp  担当者: 久保内

********参加申込書*********

CanDo勉強会「第3回: 後退するケニアの無償教育、小学校への住民参加の意義」
への参加を申し込みます。

お名前(ふりがな):
ご所属:
会員・非会員の別:
ご連絡先:
Eメール:
参加を希望する理由:

**********************

| | コメント (0)

より以前の記事一覧