マラウイでの活動報告―2026年5月
CanDoはマラウイ共和国パロンベ県の初等学校において、ライフスキル教育を基盤とした教育と健康・安全を保障する活動形成事業を2023年12月に開始。JICA草の根技術協力の受託事業で、県の9教育区のうち4教育区を対象として、事業期間は2026年11月末までの3年間です。
父母リーダーへの研修とその後の活動形成、およびライフスキル教員への研修と教員・父母リーダーが協働する活動形成、そしてチーフへの研修を行ないます。モザンビーク国境に接した南東部のナゾンベ教育区(11校)とクランベ教育区(12校)で始め、次に北部のミテケテ教育区(8校)とコンゴロニ教育区(12校)を対象として活動しています。
□ミテケテ教育区、コンゴロ二教育区、ナゾンベ教育区で父母リーダーへの学習会開催のための研修
父母リーダーが開催する一般保護者・村人への学習会が活発に継続できるように、意欲の高い父母リーダーへの追加研修の第1回を、ミテケテ教育区、コンゴロ二教育区、ナゾンベ教育区で実施しました。テーマは ①子どもの性的成長への関与、コンドーム実演です。父母リーダーは事前に模擬学習会の課題を受け取り、研修の中で発表し、参加者同士で質疑応答を展開しました。また、専門家がコンドームの装着の実演のあと、父母リーダーの実習を行ないました。村人への実演用に、各校へ当会からペニスモデル1つ、県保健局からコンドーム36個を供与しました。各校5名の父母リーダーを登録し、出席率はミテケテ教育区90.0%、コンゴロ二教育区100.0%、ナゾンベ教育区は98.2%でした。
パロンベ県で5月18日に15名のコレラ感染者が確認されたため、5月21日の研修から、コレラに関する、便から口への感染経路についての資料を配布しました。専門家が復習と注意事項を説明し、父母リーダーに学習会の開催を促しました。コレラ対策として、会場の手洗いに石鹸を設置しました。
写真は、供与したペニスモデル、コンドーム、コンドーム使用法(チェワ語)資料。
□コンゴロニ教育区でライフスキル教員への研修のためのベースライン調査と教員との合意形成
ライフスキル教員研修を4教育区目となるコンゴロニ教育区で実施するため、ベースライン調査ならびに教員との合意形成として、ライフスキル授業の観察を行ない、授業の後、生徒およびライフスキル教員からの聞取り調査を実施しました。実施したのは、コンゴロニ教育区12校のうち5校。
写真は、ライフスキル授業の様子。
□コンゴロニ教育区で父母リーダーによる学校活動の覚書を締結
父母リーダーによる課題解決に向けた行動計画1の学校活動について、コンゴロ二教育区の3校で覚書を締結(全12校のうち計6校で締結)。行動計画1は、父母リーダーが子どもの教育や保健・安全に関する具体的な課題を確認し、その改善のために、保護者と協働して行なう、資機材購入費100米ドルの範囲内でできる2つの活動を提案します。そして、保護者会議で説明し、うち1つの活動を選び、当会と覚書を締結して実施します。父母リーダーと保護者が、子どもの課題への理解を深め、改善につながる活動となることを目指しています。3校では、全て机の修理を行なうことになりました。
□クランベ教育区、ミテケテ教育区の2校で父母リーダーによる学校活動が完了
クランベ教育区、ミテケテ教育区の2校で、100ドル分の資材を供与した、父母リーダーによる課題解決に向けた行動計画1の学校活動が完了しました。活動の詳細は次の通りです。
◆タル校(クランベ教育区)
―2024年12月4日 覚書締結/2025年1月8日 最初の資材供与/2026年5月12日 活動完了―
父母リーダーが行動計画1で提示した子どもが抱える課題は、①生理ナプキン交換室の不足、②机の不足。次に提案した課題解決のための活動は、①生理ナプキン交換室の建設, ②机の修理。一般保護者は、①生理ナプキン交換室の建設を選びました。当会は、セメント(50kg)4袋、波トタン4枚、ドア1枚を供与。トイレの整備と生理ナプキン交換室の位置変更、トイレの壁再建・屋根設置・穴あけ、廊下の床作り、交換室の壁・床塗り、ドアの設置が完了しました。
◆チセンゲレ二校(ミテケテ教育区)
―2026年3月31日 覚書締結/4月10日 最初の資材供与/4月23日 活動完了―
父母リーダーが行動計画1で提示した子どもが抱える課題は、①衛生状態が悪いこと、②学習場所が安全でないこと、③教室床に穴が開いていること。次に提案した課題解決のための活動は、①床補修、②机の修理。一般保護者は、①床補修を選びました。当会は、セメント(50kg)7袋を供与。4教室の床とベランダ、斜路の補修が完了しました。
□クランベ教育区とナゾンベ教育区でライフスキル教員と父母リーダーによる学校活動
父母リーダーによる行動計画1による学校活動が終了した学校では、行動計画2に基づくライフスキル教員と父母リーダーによる学校活動を実施します。行動計画2は、教員が子どもの教育や保健・安全に関する具体的な課題を確認し、その改善のために父母リーダーと協働して、資機材購入費100ドルの範囲内でできる2つの活動を提案します。そして、父母リーダー、チーフ、校長、ライフスキル教員、各委員会メンバーが参加する会議で、行動計画2を説明し、うち1つの活動を選んで覚書を締結し実施します。
クランベ教育区の1校と覚書を締結しました。ナゾンベ教育区の2校で行動計画2に基づく学校活動が完了しました。活動の詳細は次の通りです。
◆チタオタオ校(ナゾンベ教育区)
―2026年4月22日 覚書締結/5月7日 最初の資材供与/5月26日 活動完了―
ライフスキル教員と父母リーダーが行動計画2で提示した子どもが抱える課題は、①教室の状態が悪く負傷すること、②教室に入る際にケガが生じること、③教室の机が不十分で、欠席者が増えること。次に提案した課題解決のための活動は、①2年・8年生教室の床補修、斜路補修、②机の補修。一般保護者は、①2年・8年生教室の床補修、斜路補修を選びました。当会は、セメント8袋を供与。2年・8年生教室の床補修、斜路補修、ベランダ補修が完了しました。
◆マンバラ校(ナゾンベ教育区)
―2026年4月15日 覚書締結/4月23日 最初の資材供与/5月12日日 活動完了―
ライフスキル教員と父母リーダーが行動計画2で提示した子どもが抱える課題は、①壊れた机により子どもは床に直接座っていること、②黒板の状態が悪いこと。次に提案した課題解決のための活動は①机の修理、②黒板の補修。一般保護者は、①机の修理を選びました。当会は、木材14本、ボルト・ナット70個、釘1kg(3インチ)、ニス2Lを供与。17台の机(うち12台は机全体、5台は机か椅子のどちらか)の修理が完了しました。









































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